試合結果詳細

スポーツ大会初戦は、前日の雨によるグラウンド不良のため、試合開始時刻を30分遅らせての実施となった。

後攻のIBC、先発は大和。初回、先頭打者に四球を与えると、続く打者には詰まりながらも右中間に運ばれピンチを招く。踏ん張りたい場面だったがクリーンアップにタイムリーを打たれ、2点を先制される。

その裏、初対戦となる押立MCの先発は右投げオーバーハンドの投手。伸びのあるストレートとカーブ、チェンジアップを駆使し、打たせて取るタイプの技巧派である。

初回、先頭の上澤が幸先よくセンター前ヒットで出塁すると、強肩キャッチャーから初球で盗塁を成功させ、相手バッテリーを揺さぶる。1死後、3番増子が四球を選びチャンスを広げると、4番宮本の打席で上澤・増子がダブルスチールを決め、絶好のチャンスをつくる。しかし、相手投手が後続を連続三振と踏ん張り、得点は奪えない。

初回に2点を失ったものの、大和は二回以降は立て直し、得点を与えない。守備もレフト安保のダイビングキャッチなどの堅守で大和の粘投に応える。

早く追いつきたいIBCは三回、先頭の9番藤間がヒットで出塁すると、続く上澤が左中間へエンタイトルツーベースを放ち、チャンスをつくる。この場合で2番安保がセンターへ犠牲フライを放ち、1点を返す。続くチャンスも相手投手が踏ん張り、追加点は奪えない。

四回、五回と上澤の内野安打1本に抑えられる苦しい展開。そんな中で迎えた最終回、先頭の増子がレフト前ヒットで出塁すると、暴投の間に2塁に進塁する。無死2塁の絶好のチャンスの場面で宮本の放ったフライはファースト後方へ。チャンス拡大と思えたが、相手ファーストのファインプレーでチャンスは広げられず、後続も打ち取られ、ゲームセット。中盤以降は1点が遠く、久々の入替戦に臨むことになってしまった。