試合結果詳細

試合当日の朝まで人数集めに苦労し、なんとか9人集まっての試合実施。相手は1試合目で清瀬市役所を倒して勝ち上がってきた東村山市役所。ジメジメとした夏の暑さの中、相手はダブルヘッダー2試合目のさらにベンチ入り10人とお互いにギリギリの状況の中でのスタートとなった。

初回、先攻のIBCは、1番今堀が死球で出塁すると、相手のミスに乗じて2塁を陥れる。いきなりのチャンスに2番土肥が期待に応える。左中間フェンス直撃のタイムリースリーベースを放ち、幸先よく先制する。さらに続く3番高橋もショート後方へのタイムリー内野安打を放ち、共済王者から2点目を奪う。

その裏、IBC先発は鷹野。先頭打者を初球で打ち取るも、続く2番打者にレフトオーバーのホームランを打たれ、1点を返される。さらに3番打者にツーベースを打たれ、ピンチを招くも、後続は落ち着いた投球で打ち取り追加点は与えない。

突き放したいIBCだったが、相手先発投手の丁寧な投球に苦戦し、二回、三回と無得点に終わる。

2対1と1点リードの三回、粘投を続ける鷹野に相手打線が襲いかかる。ヒットで出塁したランナーを1塁に背負うと、2番打者にレフトへ2打席連続となるホームランを打たれ、逆転を許す。

追いつきたいIBCはその裏、四球で出塁した7番鷹野を2塁におき、8番舟山がレフトへタイムリーヒットを放ち、すぐに同点に追いつく。

ただその裏、相手も意地を見せ、犠飛とバッテリーミスで2点を奪い逆転する。

五回からは高橋がマウンドに上がる。ストライク先行のテンポの良いピッチングで三者凡退に抑え、流れを呼び込むと、この流れが打線にも波及する。

試合残り時間も気になりはじめた六回、9番藤間がレフト前ヒットで出塁すると、今堀もサード後方に落ちるヒットで続く。さらに焦ったサードの1塁への悪送球もあり、無死2塁3塁のチャンスをつくる。この絶好の場面を生かすべく、土肥のショートゴロの間に1点を返すと、さらに5番小宮のセカンドゴロの間に同点に追いつく。

七回からは1死満塁のタイブレークが導入される。先攻ということで少しでも突き放しておきたいIBCだったが、相手投手が踏ん張り内野フライと内野ゴロに抑えられ、無得点に終わる。

その裏、高橋は丁寧に低めをつくも先頭打者にレフト前に運ばれ、3塁ランナーが生還しゲームセット。試合には負けたが、ベテラン勢の大活躍もあり、強豪を最後の最後まで追い詰めることができた。