試合結果詳細

2024年の共済大会は曇天の中、開幕を迎えた。対戦相手は多摩市役所。2022年の共済大会で対戦し、取って取られての乱打戦の末、7-8で敗れている。IBCにとってはリベンジの機会を迎えたこの試合、森・内藤・大和田と３人の新戦力を加えて臨む。スポット参戦の渡辺を迎え、いざ試合開始。

初回、まずIBCがチャンスを迎える。先頭の今堀が内野安打で出塁するとすかさず盗塁成功。続く安保も四球を選び、早くも得点圏にランナーを進める。ノーアウトで３番内藤・４番大和を迎えるも得点できず、チャンスは潰えたかに見えた。しかし、ここでベテランが魅せる。
５番、高橋が華麗なセンター返しを放ち、今堀がホームイン。先制点を奪取した。更に６番、大和田が続く。ライトに高々と打ち上げたかに見えたが、これがポテンヒットとなり安保が生還。勢い余って大和田は２塁で走塁死するも、幸先良いスタートとなった。

２回表、多摩市の攻撃
この回は先発・大和の制球が定まらず、1ヒット、２四死球でランナーを溜める苦しい展開。野手のエラーで1点を返され、点差は1点に。

2回裏、IBCの攻撃
先頭の７番鷹野がツーベースヒット、８番に入った渡辺が送りバントを決め、１アウト３塁で星野の打席。追加点のチャンスを迎えるも、牽制で誘い出され３塁タッチアウト、得点ならず。

３回は両チーム無得点。

４回表、マウンドとの相性が悪く大和が再び死球を与えてしまうが、キャッチャーの内藤が素晴らしい２塁送球を見せ、盗塁を防ぐ。

４回裏、流れを持ってきたいIBCは、非番で後着した５番土肥（高橋と交代）から攻撃開始。外野を深々と破る強烈な打球を放ち、スリーベース・ランニングホームランもあるかと思われたが、１・２塁間でグランドのぬかるみに足を取られ大転倒。何とか２塁まではたどり着き、事なきを得る。

痛々しい姿となった新キャプテンをゆっくりホームまで返すべく、６番の大和田が大飛球を放つ。土肥の打球と同じように深々と外野を破り、タイムリースリーベース。待望の追加点がIBCに入る。こうなると流れは完全にIBCに傾く。鷹野が倒れ、渡辺に代わって途中出場の８番・米倉が打席へ向かう。ボテボテの打球であったが、大和田が迷いなくホームを陥れ、この回２点目。
続く星野がまたもや外野を深々と破りタイムリースリーベース。３点目が入る。
今堀が死球で出塁すると、安保に代わり森が打席へ入る。かつて練習試合で能力の高さを見せてくれた新戦力であったが、ここは力が入ったか三振に倒れる。
ツーアウト2.3塁の状況で打席は３番、内藤。
ショートへの内野安打で4点目を加え、完全に流れを掌握する。

５回表、四死球がらみで1アウト2.3塁のピンチを招くも大和は無失点で耐える。大和はこの回までで降板とし、６回に大和田をマウンドに送る算段を立てる。

しかし、５回裏、ランナー2.3塁の場面で星野が放った内野ゴロが相手のエラーを誘い、２者生還し8-1。規定によりコールドゲームとなり、大和田の投手デビューは持ち越しとなった。

若い力と既存の力が融合し、会心の勝利で初戦を突破した。

https://youtu.be/cA68McJFjZ8?si=kZTb6tnHGd6P8XOS