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公式戦

2021/7/3(土) 14:00〜

スポ少春季大会(4年以下)

チームロゴ光ヶ丘シャークス(4年以下)

負け

23-0

藤心小

チームロゴビクトリージャガーズ
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
チームロゴ 光ヶ丘シ… 7 9 7 23
チームロゴ ビクトリ… 0 0 0 0

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HR

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コメント

スポ少春季大会(4年以下)予選リーグの第2戦です。

この日は、昨晩から降り続いた雨が上がったタイミングを狙って、午後から何とか試合を行うことができました。ただ、ここ数週間は、低学年チームとしてまとまった練習時間も取れなかったことや、午前中まで雨だったことから試合前の練習もあまり時間が取れず、準備不足で試合に望むこととなりました。

結果的には、このチームを結成してから最悪な内容(「結果」ではないです、「内容」です)となりました。

試合後の反省会でも話しましたが、ヒット4本しか打たれていないのに大量失点してしまったことを、ひとりひとりが自分なりに考えてもらいたいと思います。


低学年のレベルでは、試合でのひとつひとつのミスを指摘すること自体はあまり意味がないと考えていますし、勝敗よりも積極的なミスをほめる方針に変わりはありません。しかしながら、今日の試合は、繰り返し練習していたことが何もできていない、あまりにもひどい内容だったので、あえてコメントします。

選手たち、特に主力である4年生にはこの内容を読んでもらって、自分が何ができていなかったか、何が足りなかったのか、もう一度考えてもらいたいです。

君たちのいま抱えている問題は、
【積極的な気持ちが足りないこと】です。

●見逃し三振の山

とにかく積極的にスイングをしないのが問題です。相手の投手の投げるボールに合わせてスイングをしない、ということは、タイミングを合わせるチャンスを自分から捨てていることになります。

まず打ちに行って、振り遅れているのかをチェックする。振り遅れているなら、振るタイミングをもう少し早くしてみる、バットを少し短く持ってみる、バッターボックスの立つ位置がキャッチャー寄りになっているかを確認する、など、いろいろなことを調整して、次のボールでまたトライする…。

それを繰り返すチャンスを自分から捨てていることになります。何より、バットを振らないことには、ボールは飛びません。何も起こりません。

ストライク/ボールの見極めがうまくできていないこともあるでしょう。ただ、ボールと思って見逃してストライクと言われるような微妙なコースは「絶対に打てるボール」です。それを簡単に見逃しているということは、【積極的にガンガン打ちに行く気持ち】があるとはとても思えません。

空振りが怖い?四球を狙っている?そんな野球はつまらないと思わない?もっともっともっと攻めようぜ!

●ベースランニングのミス

ツーアウト二塁三塁からの内野ゴロ。ツーアウトのため、ランナーは全力で回っているので、2点を得点するチャンスでした。
打者は全力で一塁に駆け抜ければ、セーフのタイミング!でしたが、打者は駆け抜けではなくオーバーランのコースで膨らんで走ってしまいアウト、無得点に終わりました。

ベースランニングについては、練習でも繰り返し繰り返し行っています。ですが、試合でこんなプレイが出てしまうことは、何のための駆け抜けなのか、何のためにオーバーランが必要なのかを、本当の意味で理解していないことが分かります。

「絶対にセーフになってやる!」と必死に思ったら、ファーストへ最も速く辿り着くために、自然とまっすぐ走るはずです。「相手がミスをしたら、次の塁を狙ってやるぞ!」と思ったら、ベースの上でボールの行方を見るのではなく、ベースをオーバーしたところで見ると思います。

その結果が「駆け抜け」であり「オーバーラン」なのです。「駆け抜けた後にボールを見る」とか、「オーバーランの時のスピードを落とさないための走るコース取り」が大事ではないのです。

そんな細かいことは二の次で、一番大事なことは【次の塁を狙う積極的な気持ち】なのです。ベースランニングなんて、考えてやるものではなく、その気持があれば自然とやれてしまうことなのです。

●試合に臨む気持ち

前回の試合で出来ていた、試合への入り方がまったくできていませんでした。確かに、今日は雨で中止になるかもしれない、といった難しいコンディションだったことは認めます。ただ、それは相手チームも同じことで、まったく言い訳にはなりません。

低学年チームでの活動自体もここ数週間あまりできていなかったこともあるのか、残念ながら、チームの一体感がまったく感じられませんでした。

特に4年生。このチームは君たちがメインで引っ張っていくチームです。代表チームと一緒に活動して、キビキビとした動きや、プレイ中の声の大きさ、など、良い緊張感を持ってプレイをすることの重要さ、を身を持って感じたと思います。

君たちを代表チームに送り出した時に「代表チームで感じたことを、低学年チームに持ち帰ってこい」と言ったことを覚えていますか?今回の試合前にも同じことを話しましたが、それが活かされているようには、まったく感じられなかったことに、君たちは気づきましたか?

代表(16m)と低学年(14m)の距離の違いからくる余裕を活かせ、と言っているのではありません。代表チームで6年生がやっていることを、君たち4年生は低学年チームでやらなくてはならないのです。分かりますか?

もっともっと声を出して、3年以下とは違うレベルでチームを引っ張っていくことを、求めているのです。そのためには何が必要でしょう?それは【絶対に試合に勝ちたい!という強い気持ち】、それだけなんです。

自分はいつも言っていますが、「声を出せ」と言われてから出る声など、まったく意味がありません。自分の少年野球の時代を振り返っても、そんなことを言われた記憶もありません。なぜか? 心の底から「本当に勝ちたい」と思ったら、声なんか自然と出るからです。

プレイの上手/下手の問題ではありません。もう一度いいます。大切なことは、【本当に勝ちたいという気持ち】だけです。

その気持ちさえあれば、投手がストライクが入らないで苦労している時も、エラーして落ち込んでいる選手がいた時も、どちらが取るか微妙なところに上がったフライにも、そして2年生が頑張ってフライをナイスキャッチした時も、全員から自然に声が出てくるはずなのです。それができているのが、チームの中心となる4年生にもごく一部しか見てとれなかったのが、とても残念に思いました。

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以上の内容は、これまでの練習や試合の中でも、繰り返し繰り返し言われていることで、新しいことでもなんでもありません。

今日の試合で、本当に反省しなければいけないのは、「うまくできなかったこと」ではなく「積極的にやろうとしなかったこと」です。

この試合での積極的なミスはたった一つだけ、大き過ぎるリードからの牽制タッチアウトでした。

リードが大きいのは見て明らかでしたが、あえて注意はしませんでした。練習したヘッドスライディングでセーフを取れれば自信になるし、例えアウトになっても、練習での失敗より、遥かに大きな経験になると思ったからです。

結果としては失敗に終わりましたが、練習したことを本番でトライした選手に、大きな拍手を送りたいと思います。次の試合も、今回の失敗でビビってリードを小さくすることなく、大きなリードにトライし続けること。それが君のスキルアップに繋がります。頑張れ!


低学年チームの試合は、まだまだ続きます。

今日の試合の内容を糧にして、積極的な気持ちで、失敗を恐れず攻める気持ちで、心から絶対に勝ちたいという気持ちを持って、次の試合に望んでください。それこそが、君たちが「楽しく野球をやる」ためのエンジンになるから!

お前らなら、絶対にできるぞ!

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