試合結果詳細

今日はめだかリーグにも出場するチームとの練習試合でした。めだかリーグのルールでの練習試合。基本、2年以下の試合ですが、3年生の女子も参加可能なので、3年以下のチームとほぼ同じチーム構成で望みました。

前回の試合の反省である、サインを見ることの徹底や、見逃し三振の多さ、打ったボールにすぐに反応できないシーンが目立ったことが、その後の練習でどれだけ改善しているかを確認するための練習試合でもあります。

結果としては、良いところ、悪いところがありました。

良いところは、ボールへの反応です。相手チームはスイングスピードが速い選手も多く、打球も速かったですが、その打球を取りに行く姿勢も随所に見え、この点はとても良かったです。「打ったボールは全部自分のボールだと思って取りに行く」という気持ちで練習を続ければ、「打った打球に対して全員が動く」という守備の基本をすぐに身につけられると思います。

また、前回の試合で捕球ミスが多かったファーストも、ほぼ完璧で、安定した守備を見せてくれました。難しい送球を取ることができたのも、気持ちを切らさずに集中していたことが原因だと思います。新チームでキャプテンを任せられ、慣れないことも多いと思いますが、ひとつひとつ自分のものにしていけば、今までよりワンランク上の野球を体感することができると思います。期待しています。

投手も、前回登板しなかった2年生を先発投手で送り出しましたが、2イニング投げて四球0、死球1 の上々のピッチングでした。スピードはまだ無いものの、肘を上げた安定したフォームで確実にカウントを稼ぐことができるので、試合を計算することができます。2番手も2イニングで四球1個と問題ありません。左投手なので、右打者への内角を有効に攻めれば、もっと抑えることができるでしょう。ベンチとしても、何も心配はしていません。

悪いところは、サインミスが目立ったことでしょうか。試合前にサインの確認をすると、みんな口では分かっているのです。でも試合になると、サインミスが目立ちます。盗塁のサインは分かっているけど、打席では打ちに行ってしまうシーンもいくつか見られました。盗塁のサインでなぜ打ちに行ってはいけないのか？形だけの理解ではなくて、本当の意味でまだ分かっていない。教える方も反省させられるシーンでした。

毎回サインを見ることも、まだ徹底できていないので、これは経験を積むしかありません。驚かされたのは、こちらの監督がサインをベンチから出した時に、守備をしている相手チームの選手みんながサインを出しているところを見ていたことでした。もちろんサインを読もうとは考えていないと思いますが、それくらい試合に集中していることは明らかで、経験の差が如実に現れたシーンでした。

ボール球を振ってしまうことや見逃しも、まだ目につきます。練習では打席に立ってストライク/ボールのジャッジをさせて、ストライクゾーンのズレの確認もしましたが、あまりズレていないことが分かりました。ストライク/ボールの判断はできている、それでも試合で頭の高さに来たボールを空振りしてしまう。緊張がそうさせているなら、これは試合という経験を積むしかありません。練習で繰り返し練習することは絶対に必要ですが、それでも試合でしか経験できないこともあります。時間は限られています。如何に試合に近い条件で効率よく練習をさせるか、ここにも工夫が必要になります。

試合自体は、5-8での敗戦でしたが、結果としては悪い内容ではなく、色々なことを確認できて、次に繋げられる内容だったと思います。めだかリーグに出場するチームのレベルも感じることができましたので、本番まであまり時間はありませんが、やれることをひとつひとつこなして、試合に望みたいと思います。