試合結果詳細

第35回淀川河川公園杯争奪サンスポ野球大会 1回戦

両チームともに初回は三者凡退。2回表先頭の吉田が四球、5番森田がきっちり犠打。続く高橋のセーフティーバントが三塁手前の絶妙な位置に転がり、三塁手が慌てて一塁へ悪送球。一塁手が後ろへ逸らしている間に吉田が生還した。その後、2アウト3塁から7番前田が左前へタイムリーで2点。2回裏、ミレニアムの5番打者が左越の大きなソロホームランで1点を返した。続く3回表、先頭の増田が内野安打で出塁、その後1アウト2塁から3番堀田が左前へタイムリーで3-1。しかし、その裏高橋が四球、連打で満塁のピンチを招くと、四球、死球で連続押し出しを与えてしまう。なおも満塁のピンチであったが、次打者の際に捕手増田が投球を逸らしたのを見て三塁走者が飛び出し、それを刺して何とか同点で乗り切った。4回表、K-styleは無得点であったが、その裏1アウト1.3塁のピンチを作ってしまい、高橋の一塁への牽制を一塁手本田が後ろに逸らすミスで逆転を許してしまう。時間的に最終回の可能性もあると想定しながら迎えた5回表、先頭の林田が三振。流れが相手に傾きかけたかに見えたが、堀田がこの日2安打目となる中前で出塁すると、初球からエンドランを仕掛け、見事に吉田が右前へ運び1アウト1.3塁のチャンスを作った。ここで5番の森田が2球目を投前へスクイズし、際どいタイミングながらも堀田がホームイン。同点に追いつき、一気に逆転を狙って、ランナー2.3塁から高橋でエンドランをかけるが投球を外され空振り三振。何とか走者は残り、2アウト2.3塁からバッテリーエラーで再逆転した。最終回が宣告されたその裏、高橋がこの日一番とも思われる気合の入った投球で相手打線を三者凡退に抑え、見事5-4で強豪ミレニアムに競り勝った。メンバー的に手薄で数段格上の相手ではあったが、北村監督の采配も見事に的中し、オフェンス面では犠打、エンドラン、盗塁など、細かいプレーで打線が機能し、ディフェンス面では、かなりの強風で、気温も低く、悪条件の中ではあったが、高橋が粘り強い投球でゴロを打たし、それをきっちり守り切った。