試合結果詳細

リーグ２回戦。試合開始前に、監督のしばぐち君は、一眼レフを持参し、本日はカメラマンに徹すると意気込んできた。しかし、しばぐち君の巨漢に耐え切れず、100均で購入した椅子が壊れるというアクシデントに見舞われる中、試合はスタートする。本日の先発ピッチャーはタカシ。初回に椅子の呪いが祟ったこともあり、四球をきっかけに急きょ乱れてしまうが、サードATSUSHIの頭脳的プレーもあり、最小の１失点でピンチを切り抜けた。その裏、１番のゆうたろうが死球で出塁し、２アウト1.3塁のチャンスを演出するも後１本が出ない。３回には、四球をきっかけに味方のまずい守備が連続で続き、一挙４失点。その後は、工藤、竹田の二遊間による鮮やかなダブルプレー。ショート竹田がセンター前に抜けるかの打球をポジショニングでカバーし、アウトにする場面や、原田が１イニングに２つのキャッチャーフライを捕球、タカシのカーブが相手バッターが仰け反る形となる、ど真ん中の見逃し三振と明るい話題も多くあった。
攻撃面では、4,5回は相手ピッチャーに６連続三振を奪われるなど全くいいところがなかった。しかしここから、カイザースの反撃が始まる。６回に先頭打者のタカシが１塁に気迫のヘッドスライディングで出塁する。その貴重な瞬間をカメラマン・しばぐち君は煙草を吸うために喫煙所にいたこともあり、決定的瞬間を撮り逃してしまう。これでは、カメラマン、夫婦生活ともに失格である。その後、今までのチームの鬱憤を晴らすかのようにATSUSHIがレフトフェンス直撃のツーベースヒットを放ち、ようやく１点を返す。最終回には、本日よりチームに合流した坂本のヒットを含む、３連続ヒットで１点を返し、なおもノーアウト1,2塁の場面でバッターは先程、内野安打のタカシを迎える。この状況をみた監督のしばぐち君は、バックネットからグランドに駆け出し、スパイクも履いていない状況にも関わらず、バットを持って立ち上がり、審判に向かって「代打、おれ！」を告げた。その瞬間、ベンチ、スタンドのボルテージが一気に上がった。そして、球場には、しばくち君のチャンス時の登場曲、ケツメイシのカーニバルが流れ、本日一番の大盛り上がりを演出する。結局、しばぐち君は四球を選びチャンスは拡大する。しばぐち君は四球を選んだことで、いつものようにドヤ顔をしていたと思われるが、本日はマスク着用での打席だったので、得意のドヤ顔が見れずに残念だった。その後、３番工藤、４番原田が四球を選び２アウト満塁で１点差まで詰め寄るが、最後の１本が出ずにゲームセット。今季手痛い黒星を喫してしまった。本日はチーム全体が打撃不振で、大事な場面でのエラーやミスが目立つ形となった。
冒頭にも書いたが、監督のしばぐち君は、ホームページ用の写真を撮るべく、一眼レフを持参していたのだが、攻撃時間が短く、守備の時間が長かったため、本日先発完投したタカシの写真を100枚ほど撮ったそうだ。後で、「撮ったすべての写真をメールにて送るから」と言われたが、さすがに自分の写真を100枚はいらないと思うタカシであった。
(観戦記:岡山卓司)