試合結果詳細

サファイアリーグ同日2試合目。

１試合目、転倒エラーを2つも記録した田和を亀岡監督は、未経験のライトで無謀な起用。その期待にしっかり応え、初回のライト前ヒットの際に転倒してしまいノーアウト３塁のピンチを招き、その後もエラーで1失点。

田和の1打席目。挽回したい気持ちが強く打席に向かうも、死球。この死球で何かが吹っ切れたか。

田和の２打席目、ショートゴロ。肩の力がとれ、だいぶスイングの軌道がよくなってきている。

ライトにボールが飛ぶたびに、チームメイトから悲鳴にも似た大きな声が挙がる。捕球するとみんな安堵の表情。一番安堵していたのは田和自身に違いない。

田和が落ち着いてから、久しぶり登板の亀岡もマウンド上で転倒。球場を爆笑の渦に巻き込んでしまう。「もう１人でこけなくてええんやで。俺も一緒や。高市さんも近いうちにまたこけてくれるはずや」

そんな田和の最終打席の3打席目。愛する妻子ため、そして日本の自動車業界の安心と安全のため、営業に奔走する毎日。そんな田和に野球の神様が見放すはずがない。意地のライト前タイムリー。塁上で普段のようにクールな姿をみせるが、実は心の中で泣いていた。

試合後、ベンチでうなだれる田和の姿があった。同世代のみつとし、ひろたか、田中らのおっさん化を食い止めたい一身の田和であっただけに、さすがに現状を受け止めるのは時間がかかるのかもしれない。

しかし、「高校野球は３年、草野球は無限」自分の意志がある限り続けられる。形を変えてプレーすることは十分に可能である。

前を向け田和。帰ってこい田和。
俺は遊撃手での華麗なプレーをもう一度観たい。
でも、どこかでもう一度、
転倒するお茶目な田和も観てみたいと思っている。


試合をしてくださったネクサス様、
審判様、本当にありがとうございました！

https://www.youtube.com/watch?v=4NIMG_9UQOs