試合結果詳細

【試合詳細】
粘りの野球のPdが逆転勝ちで、最後の花道を飾った。2010年の球団創設以来、自他ともに認めるライバル関係を築いた宿敵・パンサーズとの最後のPP戦は、約4年前の約束の通り京セラドーム大阪で実現を迎える。この試合を最後に生え抜き11人(+ありさちゃん)を含む14人の戦士の現役引退が決まっているPdは、先攻。初回、やっぱり最後も1番・モンフジ、次期リードオフマン候補の2番・ひこしがパンサーズ先発・「投げるギャグマシーン」ひろしの前に簡単に打ち取られる。3番の2回からは派遣審判・司が四球で出るものの、4番・大地は三振。無得点で最初の攻撃を終える。Pdの先発は若パラエースの辻野。夢の舞台での大抜擢に心躍らせマウンドに上がるも1回裏、パンサーズの先頭・「心優しき大砲」よしきにいきなり出塁を許すと、2番・ひろしにもレフト前で続かれる。この最初のピンチで迎える3番・「パンサーズのエース」おかたくにレフト前にはじき返され先制を許すと、4番・「ミスター・パンサーズ」石黒にも犠牲フライを打たれる。続く5番・「最強の素人」なべちゃんをピッチャーゴロに打ち取り2死とするも、6番・「自称今大会委員長」すぐるにはライトオーバーのタイムリースリーベース、さらに「そういえば当初はPdキラー」7番・半パラ(成田、ロナウジーニョ)にレフトオーバーのタイムリースリーベースを打たれ、いきなり4失点。押せ押せのライバルとは対照的にまさかの展開に言葉を失うパラディンベンチ。すぐさま反撃に出たいPdであったが、この試合に向けた万全の調整を疑いたくなるようなひろしの好投の前に4回までゼロ行進。一方のPd投手陣も、立ち直りを見せた辻野が捕手に指名したレオ倉と2回を無失点で凌いでマウンドを降りると、3回からは広島でもお馴染み、プロ選手・たな蚊×(田中こうすけ)が登板。得意のパンサーズを3回、4回と完全に封じ、パンサーズペースだった試合の流れを断ち切る。この空気に乗じてPd打線は5回表、7番・TEEがショートのエラーで出塁すると、8番・レオ倉がライトのエラーを誘うゆるい打球を放って出塁。9番・なまだもしぶとく四球を選ぶと、1番に代わって入ったたな蚊×が連続の四球で押し出しの1点を奪う。さらに2死から、3番に入ったいのうえも四球を選んでこの回2点を返す。5回裏を3イニング目となるたな蚊×が無失点で終えると、6回からは最多勝投手ゆうたが登板。2人のランナーを背負いながらも難なく切り抜け味方の援護を待つ。すると7回表、ついに試合が動き出す。1死から1番・たな蚊×が出塁するとすかさず二盗、さらには三盗と決めチャンスをつくると、この場面に怪我をおしての強行出場、2番・まっちゃんがセンター前タイムリーを放って1点を返す。さらに3番・いのうえ、途中から4番に座った・ズーズーがエラーと四球で続いて満塁とする。このチャンスで打席に向かうは5番・たかかず。急遽応援に駆けつけた、Pdベンチ内に座るズーズー父、ズーズー父の友人・かわさきさんからは「ホームラン売ったやつには現ナマ1万やぞー」の声。金に目がくらんだのか、高校時代からの親友・ゆうたを援護したかったのかは定かではないが、たかかずの振り抜いた打球はセンターを高々と超えていく満塁ホームランに。コテコテの大阪人、脇役(？)、キャッチャーやファーストもこなす笑顔の素敵な右打者・たかかずの京セラドームでの逆転満塁ホームランは、あの大阪ドームでの満塁ホームランを彷彿ともさせ、ドーム内は大興奮の熱気につつまれる。ナインは総出で、ベンチの外ハイタッチの嵐。もちろんかわさきさんからは現ナマ1万円の祝福でPdが7-4と試合をひっくり返す。こうなればPdのペース。7回裏をゆうた-たな蚊×のバッテリーがゼロに抑えると8回表、先頭の8番・レオ倉から5者連続のエラー出塁で3点を追加すると、1死満塁からこちらも広島での名誉ある怪我の痛みを堪えて出場していた6番・H.OTSUが気持ちで放った(ぽてん)センター前へのタリムリーヒットで1点、さらにパスボールで1点を追加する。7番・TEEも四球で続き、またもや満塁の好機をつくって打者一巡で8番・レオ倉にまわす。誰よりも野球を愛し、パラディンを愛した男にとっておそらくこれがパラディンで最後の打席。いつも通り自分の世界にどっぷりと浸って右打席に入った背番号00の目には涙、、は浮かんでいない。最後もレオ倉らしく、笑って。2月の金欠時には派遣アルバイトの紹介もしてくれたマウンドのおかたくとの対戦を気の行くままに楽しむ。「ありがとう、パンサーズ。ありがとう、パラディン。ありがとう、野球。」ーカウント2-1から強振した打球は、レフトを守るJPの友・半パラの頭上をも超える(、中の島B面であればフェンスの遙か向こうへと消えていったであろう)満塁ホームラン。草野球ではアカシア・野球選手以来、球団では史上初となる左右両打席での満塁ホームランで試合を決めた。8回からはエース・いのうえが登板。2点を失ったものの、9回最後のマウンドにも立ち、久しぶりにグラウンドに球団創設時のメンバーが揃う。ピッチャー・いのうえ、キャッチャー・たな蚊×、ファースト・まっちゃん、セカンド・レオ倉、サード・H.OTSU、ショート・ゆうた、レフト・たかかず、センター・ズーズー、ライト・TEE、ベンチにはなまだ。球団名・パラディンの由来となった「12人の戦士」全員が揃うことはなかったが、4年間のうちにモンフジ、大地、ひこし、辻野、司といった新たな仲間も増えた。4年前に中の島にあった光景がようやく京セラドームで再現され、ついに終わりを迎える。マウンドを守り続けたエース・いのうえが最後のバッター・かんちゃんを三振に仕留めてゲームセット。16-6。KANURAパラディン4年間の歴史に、ひとまず終止符が打たれた瞬間であった。

勝:7ゆうた 9試合6勝1敗1セーブ


【イニング詳細】
(1回表)
1モンフジ:三振(1死)
2ひこし:投飛(2死)
3司:四球(2死一塁)
4大地:三振(1回表終了、0-0)

(1回裏)先発:辻野
1よしき:三エラー(無死一塁)
2ひろし:左ヒット(無死一、二塁)
3おかたく:左ヒットで1点(0-1、無死一、三塁)
4石黒:中犠飛で1点(0-2、1死一塁)
5なべちゃん:投ゴ(2死二塁)
6すぐる:右スリーベースで1点(0-3、2死三塁)
7半パラ:左スリーベースで1点(0-4、2死三塁)
8後藤:二飛(1回裏終了、0-4)

(2回表)
5辻野:遊飛(1死)
6H.OTSU:三振(2死)
7TEE:三E(2死一塁)
8レオ倉:三振(2回表終了、0-4)

(2回裏)捕→レオ倉、一いのうえ
9やまちゃん:三振(1死)
10かんちゃん:三振(2死)
1よしき:左ヒット(2死一塁)
2ひろし:遊ゴ(2回裏終了、0-4)

(3回表)
9なまだ:三振(1死)
1モンフジ:遊飛(2死)
2ひこし:二ゴ(3回表終了、0-4)

(3回裏)2番手:たな蚊×、捕→いのうえ、一→レオ倉、左→辻野、右→TEE、D→なまだ
3おかたく:三E(無死一塁)
4石黒:三邪飛(1死一塁)
5なべちゃん:遊飛(2死一塁)
6すぐる:投飛(3回裏終了、0-4)

(4回表)
3いのうえ:三ゴ(1死)
4大地:三振(2死)
5辻野:遊飛(4回表終了、0-4)

(4回裏)
7半パラ:遊飛(1死)
8後藤:三振(2死)
9やまちゃん:三振(4回裏終了、0-4)

(5回表)
6H.OTSU:投飛(1死)
7TEE:遊E(1死一塁)
8レオ倉:右E(1死一、三塁)
9なまだ:四球(1死満塁)
1たな蚊×:押し出し四球で1点(1-4、1死満塁)
2ゆうた:一ゴ(2死満塁)
3いのうえ:押し出し四球で1点(2-4、2死満塁)
4代→ズーズー:三振(5回表終了、2-4)

(5回裏)捕→たかかず、二→ゆうた、左→いのうえ、中→ズーズー
10かんちゃん:投E(無死一塁)
1よしき:三振(1死一塁)
2ひろし:一塁牽制死(2死)、遊ゴ(5回裏終了、2-4)

(6回表)
5たかかず:左ヒット(無死一塁)
6H.OTSU:二飛(1死一塁)
7TEE:二妨害(2死一塁)
8レオ倉:遊ゴ(6回表終了、2-4)

(6回裏)3番手:ゆうた、二→TEE、遊→たな蚊×、右→まっちゃん
3おかたく:二ゴ(1死)
4石黒:投飛(2死)
5なべちゃん:三振振り逃げ(2死一塁)
6すぐる:中ヒット(2死一、二塁)
7半パラ:中飛(6回裏終了、2-4)

(7回表)
9なまだ:一飛(1死)
1たな蚊×:四球(1死一塁)
2まっちゃん:二盗(1死二塁)、三盗(1死三塁)、中ヒットで1点(3-4、1死一塁)
3いのうえ:遊E(1死一、二塁)
4ズーズー:四球(1死満塁)
5たかかず:中ホームランで4点(7-4、1死)
6H.OTSU:投ゴ(2死)
7TEE:三振(7回表終了、7-4)

(7回裏)捕→たな蚊×、一→まっちゃん、遊→レオ倉、右→たかかず
8後藤:右直(1死)
9やまちゃん:三E(1死一塁)
10かんちゃん:二ゴ(2死一塁)
1よしき:遊ゴ(7回裏終了、7-4)

(8回表)
8レオ倉:三E(無死一塁)
9なまだ:一E(無死一、三塁)
1たな蚊×:二盗、(無死二、三塁)、三Eで1点(8-4、無死一、三塁)
2まっちゃん:一Eで1点(9-4、無死一、三塁)
3→ゆうた:二Eで1点(10-4、無死一、二塁)
4ズーズー:三振(1死一、二塁)
5たかかず:四球(1死満塁)
6H.OTSU:中ヒットで1点(11-4、1死満塁)
7TEE:パスボールで1点(12-4、1死二、三塁)、四球(1死満塁)
8レオ倉:左ホームランで4点(16-4、1死)
9なまだ:三振(2死)
1たな蚊×:二飛(8回表終了、16-4)

(8回裏)投→いのうえ、二→レオ倉、遊→ゆうた、左→たかかず、右→TEE
2ひろし:三E(無死一塁)
3おかたく:四球(無死一、二塁)
4石黒:遊ゴ(1死二、三塁)
5なべちゃん:投飛(2死ニ、三塁)
6すぐる:右スリーベースで2点(16-6、2死三塁)
7半パラ:三ゴ(8回裏終了、16-6)

(9回表)
2まっちゃん:四球(無死一塁)
3ゆうた:三振(1死一塁)
4ズーズー:左飛(2死一塁)
5たかかず:死球(2死一、二塁)
6H.OTSU:中ヒット(2死満塁)
7TEE:投ゴ(9回表終了、16-6)

(9回裏)
8後藤:三ゴ(1死)
9やまちゃん:三振(2死)
10かんちゃん:三振(ゲームセット、16-6)




【パラスポより皆様へ】
KANURAパラディンの創設から4年、パラディンスポーツの設立から2年、草オンでの活動開始から1年、本当にお世話になりました。この更新をもちまして、パラディンスポーツの草オンをはじめとした活動はひとまず終わりとなります。ここまでパラディン、パラスポを支えてくださったファンの皆様ならびに関係者の皆様に、球団と会社を代表して心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。そして、またいつかどこかで必ずや元気にお会いいたしましょう。それではみなさん、さようなら、さようなら！！！！！！！！！！！！
KANURAから世界へー(有)パラディンスポーツ

☆引退試合スペシャルサンクス☆
京セラドーム大阪、Tシャツデポさん、みやびちゃん、あおいちゃん、だーうえ、社恩、応援してくださった全ての皆様、ズーズー父、かわさきさん、派遣審判司、若パラ、パンサーズ、その他もろもろ、そして野球