試合結果詳細

初の主催試合となった今シーズン18試合目は、二度目の顔合わせとなる東京キャロルさんと試合を行った。

関口世代の阿曽と和央(かずひろ)、加藤世代の小松という懐かしの面々や、落合世代の上田、そして久々の参加となった竹内、中村など多彩なメンバーを含めた総勢17人で臨んだネクサス。
前の試合に引き続き比留間が志願して先発のマウンドに上がった。初回に2年のブランクがあるショート阿曽のエラーで出塁を許すものの、ホームは踏ませず0点で切り抜ける。

1回裏、トップバッターの中村が俊足を活かした内野安打で出塁すると、2番竹内は内野フライに倒れたものの3番阿曽が四球を選んで一死一二塁の先制のチャンスを作る。続く4番小松がレフト前にヒットを放ち、二塁ランナー中村は迷わずサードキャンパスを蹴ったがホームとの中間地点でまさかの転倒で三塁に戻る。一気に先制と思われた矢先の中村の失態は、仲良し同級生の5番樋口が取り返す。ここまで打率2割を切っていたがこの打席はライト前へ弾き返し、2点タイムリーを放つ。さらにこちらも不振にあえいでいた7番佐藤がライト前へ運び、この回3点を先制する。

援護をもらった比留間だったが、この試合もやはり守備に足を引っ張られる。ライトフライを上田が目測を誤って出塁を許すと今度はレフトの竹内もフライを落として1点を失う。その後長打などで満塁にされると、走者一掃のタイムリースリーベースを浴びて逆転される。残った三塁ランナーもきっちり還され、この回5失点で主導権を握られる。

打線は2回以降相手の先発と代わった二番手の前に沈黙し、三振と内野ゴロの山を築く。少しでもいい形で終盤を迎えたかったが6回表に貴重な1点を追加される。
しかし、これがネクサス打線に火をつける。
死球とエラーで出塁したランナーを7番佐藤がこの試合2本目のタイムリーをライト後方へ放ち、1点差に詰め寄る。そして迎えた「最終回のKBC」、キャロルの三番手から11番比留間、12番青木がともにクリーンヒットでチャンスメイク、続く1番中村もセカンドへの強襲ヒットで無死満塁のサヨナラのチャンスを迎える。2番竹内は4球目を打ったが打球はあえなくサード前へ転がり、ゲッツーは免れたものの同点に追いつくことはできず。一死満塁となって打席には阿曽。初回のファンブル、「ボールが働けと言っているようで怖くて捕れなかった」と振り返る7回表のトンネルと、守備で比留間のリズムを崩してしまっていたが、この打席では初球をスイングすると痛烈な打球が左中間に落ちる。三塁ランナー比留間が還ってまずは同点。そして二塁ランナー中村も、今度は転ばずに本塁突入。いい送球が返ってきたが中村の足には追いつけず、サヨナラのホームを踏んだ。
おいしいところは阿曽がしっかりと持っていった。

比留間はこの試合も味方のエラーから失点を許すものの、最後まで投げぬいた結果白星を手にして3勝目を挙げた。
チームは今シーズン初のサヨナラ勝ちで13勝目。


Exciting Players of the game
　　 阿曽 弘樹　チームを勝利に導くサヨナラ打を放つ
24　佐藤 友紀　チャンスで2本のタイムリー