試合結果詳細

今シーズンの19，20試合目はスコブルズさんと2回目の顔合わせとなった。前回の昨年10月のダブルヘッダーでは打線が爆発し、2試合とも勝利を収めている。

先攻のネクサスは2番小林が四球で出塁後、エラーでチャンスを広げると4番落合の内野ゴロの間にランナーが生還し、ノーヒットで先制する。

ネクサスは先発のマウンドに今シーズン未だ無敗の安西を立てる。カーブを中心に組み立て、ランナーを出しながらも要所で球威のあるストレートがうまく決まる。2回に1点を失って同点に追いつかれるものの、中盤は失点を許さない好投を続ける。

安西を援護したい打線だったが、相手左腕のストレートとキレのあるカーブの前に次々とバットが空を切る。3回に安西と小林のヒットなどで満塁のチャンスを作るが4番落合は三振に倒れる。4回までに9個の三振を奪われる苦しい展開だったがこの窮地を救ったのは好調鈴木。先頭で回ってきたこの打席は、久米川ボウルで連日バッティング練習に取り組んだ成果かストレートを捉えツーベースで出塁すると、10番佐藤もレフト前ヒットで続く。
佐藤は果敢に盗塁を試みるが、投手の冷静な牽制の前にタッチアウト。11番安西も内野ゴロに倒れ、無死のチャンスメイクから一気に二死三塁になる苦しい展開。それでも1番小菅が死球で出塁し、一死一三塁の場面で打席には2番小林。2打席目にレフト前ヒットを打っているがこの打席は右方向へフライを上げる。右中間のいいところに飛ぶがライトがなんとか追いつき、グラブに収まったと思われたがこれを落球。走者一掃のタイムリーエラーだったが猛抗議の末タイムリーツーベースとなった。さらに3番松尾もセンターへのタイムリーで続き、初回以来の得点で一気に3点を勝ち越す。

5回まで終始ランナーを背負いつつも1失点のみでまとめてきた安西だったが、球威の落ちてきた6回、ストレートに的を絞られてヒットを浴びて1点を失うと、その後四球も絡みはじめ満塁のピンチを招く。迎えた3番に対して、ここまで投げていた7割のストレートから10割のストレートへギアを上げて、初球をインコースに決める。これで気をよくした安西とキャッチャーの小菅は次もストレートを要求するが、高めに浮いてしまったボールを鮮やかに右中間に弾き返され、走者一掃のタイムリーで逆転を許してしまう。

もはやネクサスに勢いはなく、最終回のKBCは発揮できずに無念のゲームセットとなった。

安西は今シーズン初黒星、チームは5敗目を喫した。