試合結果詳細

7月に入り、後半戦を迎えたネクサスの26試合目の相手は、2度目の対戦となる鬼道衆さん。昨年10月の対戦では勝利しているものの、降雨により4回で試合が終了しており、決着の時がやってきた。

ネクサス先発の安西は持ち味の制球力を全く発揮できず、先頭打者に四球を許すとサード鈴木のエラーも絡んであっという間に満塁のピンチを背負う。内野ゴロに打ち取りたい場面だったが、この回の制球力は皆無。「初めてかもしれない」という押し出し四球で2点の先制を許す。

1回裏、先頭の小菅が初球をセンターに弾き返すと、2番関口も綺麗なレフト前ヒットで続き、チャンスを広げる。無死一二塁から3番田村の打席の間にワイルドピッチでランナーが進塁すると、もう1度ワイルドピッチが続き、まずは1点を返す。

続く2回、6番星の四球を契機に一死満塁のチャンスを作り、そこから10番安西と1番小菅が四球を選び押し出しで逆転に成功する。さらに2番関口がレフトへの2点タイムリーを放ちリードを広げる。
3回表、先頭打者に強い打球を三遊間へ打たれるが、星がバウンドを合わせながらダイビングキャッチし、すぐさま起き上がり一塁へストライク送球をするプロ顔負けのビッグプレーが飛び出して安西を盛り立てる。安西は星の好プレーで流れに乗りこの回1点を失う。

1点を返されたものの、今日のネクサス打線は打ちに打った。7番金田の内野安打と9番鈴木の四球で一死一三塁のチャンスを作ると、10番安西がライト前へうまく落として金田が還り、鬼道衆を突き放す。続く1番小菅のセンターへの犠牲フライ、相手のワイルドピッチでこの回3点を追加する。

4回は先頭の2番田村がライトへのエンタイトルツーベースで出塁し、4番落合もセンター前で続き、5番松尾が注文通りのセカンドゴロで1点追加。さらに先ほど好プレーを見せた6番星もタイムリーを放ち、この回も着実にリードを広げる。

極めつけは6回だった。先頭の小菅がレフトフェンス直撃のツーベースでチャンスを作ると、一死となるが3番田村がこの試合3本目のヒットをセンター右へ運び小菅が生還する。4番落合は倒れたものの5番松尾のツーベースで田村も生還。そしてこの日絶好調の6番星が右中間へ運び、相手のカットプレーが崩れる間に三塁を蹴り、ランニングホームランで試合を決めた。

安西は制球に苦しみながらも守備に助けられて8勝目。
ネクサスは後半戦開幕を白星で飾った。

Exciting Players of the game
1　 星 絢也　　ネクサス史上最高の守備に加え1本塁打3打点の活躍でチームを勝利に導く
3 　田村 涼人　特大のエンタイトルツーベースを含む3安打猛打賞の活躍