試合結果詳細

9月9日トリプルヘッダー2試合目は、去年の春開催された「第87回野球しませんか大会」決勝で対戦したシモックナインさん。
その試合では序盤からシモックナインの猛攻に遭い、10-2で大敗を喫している。

リベンジを誓った1戦の先発は星絢也。低めへのコントロール、球威共に申し分なく快投が期待されたが、シモック打線は立ち上がりから星のボールを捉える。連打であっさり先制を許し、さらにランナー2人を置いて迎えた打者に投じた低めぎりぎりのストレートをいとも簡単に捉えられ、左中間に特大の一発を浴びて初回に4点を失う。

驚異のシモック打線に意気消沈しかけたネクサスだったが、この試合は一味違った。1番安西が初球のストレートをレフトスタンドへ運び、先頭打者ホームランで1点を返すと、続く2回には一死一塁から7番松尾のレフト前ヒットでチャンスを広げる。ここから8番星、9番濱田の連続タイムリーで3点を挙げて同点に追いつく。さらに10番金森がセンター前へ弾き返してトップにつなぎ、一死一三塁の勝ち越しのチャンスで1番安西がレフト前へタイムリーを放ち、2回で早くも逆転に成功する。

援護をもらった星だったが、直後の三回表に死球からピンチが広がりランナーを三塁に背負うと、ワンバウンドしたスライダーをキャッチャー小菅が止めることができず、ワイルドピッチですぐさま同点に追いつかれる。

3回と4回の攻撃は立ち直った相手投手の前に三者凡退に終わるが、対する星もランナーを出しながらもサード落合の堅い守備が光り、4回と5回は無失点で抑える。

試合は5回裏に意外な男が動かした。試合前の打率は2割を切り、1打席目のヒットが今シーズン5安打目だった10番金森。コミュニケーション学部に所属する大学4年生は初球をカットした2球目、高めにきたストレートを完璧に捉えると、大きな弧を描いて打球はレフトスタンドに突き刺さり、寡黙な塩男の勝ち越しホームランをベンチは総立ちで迎えた。「タイミングが合っただけです」とどこまでも謙虚な男だったが、貴重な1点をチームにもたらした。続く1番安西のホームラン、さらに一死二塁から4番落合が技ありのヒットで広げたチャンスで、5番関口の大きく跳ねるピッチャーゴロの間に三塁ランナーが還り、この回一気に3点の勝ち越しに成功した。

6回に星がソロホームランを浴びるものの、以降の反撃は封じ、ネクサスが打撃戦を制した。

星は最終打者まで気を抜けないシモック打線を相手に6失点するも7回を投げ切り、今シーズン4勝目を挙げた。
チームは連敗を2でストップし、20勝目となった。


Exciting Players of the game
5　安西 翔　　先頭打者本塁打を含む3打数3安打2本塁打3打点の活躍
67 金森 裕紀　驚愕の勝ち越しホームランを放ち勝利に貢献