試合結果詳細

今シーズンの34試合目の相手は2回目の対戦となる東横ライナーズさん。去年7月の試合では接戦となるも、終盤の集中打で8-6で勝利している。

驚異のスタミナを誇る比留間が39度の発熱でダウンし、代わりに上田を緊急招聘して迎えた一戦。後攻のネクサスは先発のマウンドに安西を立てる。今シーズン10勝目がかかったマウンドだったが、初回先頭打者に粘られた末にストレートをレフトスタンドに運ばれ、いきなり1点の先制を許す。

2回裏、同点に追いつきたいネクサスは先頭の4番青木が綺麗な流し打ちで三遊間を破り出塁すると、一死後に連続四球で満塁のチャンスを作る。みんなの期待を乗せて打席に入った8番佐藤だったがあえなく空振り三振に倒れて二死になると、9番上田も流れに乗って三振に倒れてしまい、絶好機を逃す。
それでも3回裏、1番坂本がエラーで出塁後、2番安西が四球を選びさらに3番松尾の内野ゴロでそれぞれランナーが進塁し、一死二三塁で再び同点のチャンスを作る。打席には4番の青木。1打席目は流し打ちだったが、この打席はセンター前に素直に弾き返して逆転のタイムリーを放つ。

勝ち越してもらった安西だったが今日は制球に苦しむ。4回表、四球で出したランナーが盗塁などで三塁まで進むと、続く打者にも四球を与えて一死一三塁のピンチを迎える。このピンチで続く打者をセカンドゴロに打ち取ったが、送球の間に三塁ランナーが本塁突入。それを見たファースト松尾はホームへ送球するがボールは大きくそれて球審に直撃し、相手の好走塁で同点に追いつかれる。

追いつかれた直後の4回裏、先頭の8番佐藤が四球を選んで無死のランナーで出塁すると、一死から1番坂本がセンターオーバーのツーベースを放ち、再び勝ち越しに成功する。さらにチャンスが広がり一死満塁から、4番青木がこの試合3打点目となる犠牲フライをセンターに上げ、リードを2点に広げる。

しかし今日の安西は制球の修正ができなかった。5回表、先頭にストレートの四球を与えて無死のランナーを許すと、続く打者にツーベースを浴びて1点差に詰め寄られる。その後二死三塁となるが、ここは安西が渾身のストレートで三振に打ち取り、同点は許さない。
これで安西は立ち直るが、バックがそれを許さない。6回表の先頭打者を内野ゴロに打ち取り、続く打者もファーストゴロに打ち取ったかと思われたがファースト松尾は打球が転がった瞬間にベースカバーに入る。セカンド佐藤はもちろん追いつけず、打球はライトへ転々とし、さらにこれをライト上田が後逸。二死ランナーなしのはずが一死三塁の大ピンチに変わる。迎えた打者にこの試合6つ目の四球を与え、一三塁になりサードゴロの間に1点を失い同点に追いつかれる。味方のミスで追いつかれた安西だったが続く打者はセカンドゴロに打ち取り、勝ち越しは許さなかったはずだが、これをセカンド佐藤が後逸し、二塁ランナーが生還してついに逆転を許す。

ビハインドはわずか1点だったが、5回から登板した相手の2番手投手の前に手も足も出ない。迎えた最終回、先頭松尾がエラーで出塁後、4番青木がピッチャーゴロダブルプレーで万事休すかと思われたが、ショートの悪送球により二塁まで進塁し、一死二塁で一縷の望みをつなぐ。打席には不調の5番小菅だったがこの打席もショートフライに倒れ、二死になる。6番鈴木が「俺が決める」と意気込んでいたが、二塁ランナー青木はなぜか飛び出しており、結局最後もミスでゲームセットになった。

先発安西は制球に苦しみ、さらに味方の守備にも足を引っ張られ、6回5失点で4敗目。
チームは今シーズン11敗目を喫した。