試合結果詳細

今シーズンの35試合目は、初対戦となるレッドストッキングスさん。ネクサス史上最も早い9時に試合開始となり、寝坊が心配されたがなんとか5分前に全員揃い、試合を行うことができた。

ネクサスのトップバッターは期待の新人伴だったが、あえなくセカンドゴロに倒れると、続く2番坂本と3番青木も打ち取られ、三者凡退で初回の攻撃を終える。

先発は10勝目を目指して安西がマウンドに上がった。初回は一死から2番打者にヒットを許すものの、中軸を打ち取り上々の立ち上がりを見せる。

2回表、一死から5番安西が変化球をうまく拾ってレフト前に運ぶと、すかさず盗塁を決めてチャンスメイク。その後死球などで二死一三塁にチャンスを広げると、8番佐藤がセンター前に弾き返し、ネクサスが1点を先制する。

続く3回表は二死ランナーなしから2つの四球とヒットで満塁のチャンスを作ると、6番石田が高めの直球を捉えてレフト前にタイムリーを放ち1点を追加する。さらに4回表には一死一塁から伴がセンターオーバーのツーベースを打つと、一塁ランナー小菅の暴走ともいえる好走塁で一気に生還し、この回も1点を追加して小刻みに得点を重ねていく。

3点の援護をもらった安西は4回裏に二死満塁のピンチを招くものの、迎えた打者をサードゴロに打ち取り、マウンドを降りる。
5回からは予定通り比留間にスイッチし、内野ゴロ3つで三者凡退とこちらも負けじの投球を見せる。

ピンチを迎えたのは6回裏、先頭にヒットを許すとリズムが狂ったのか、死球などで一死満塁にピンチを広げる。そして続く打者の初球がすっぽ抜け押し出し死球となり、1点を失う。さらに次の打者の上げた打球は、前進守備のファースト石田の後方に落ちるポテンヒットとなり不運な形で2点目を失う。まだ満塁のピンチは続いていたが後続を三振とキャッチャーフライで切り抜け、同点は許さなかった。

1点差に追い詰められたネクサスは7回表、先頭の2番坂本が綺麗な流し打ちで出塁すると、一死となって迎えた4番比留間の打球はセカンド正面のゲッツーコースだったが、これをセカンドがファンブル。さらに送球も逸れ、一転して一死二三塁のチャンスになる。
打席には5番の安西。痛快な一撃を期待していたが、2球目に安西がとった行動はまさかのスクイズ。これがうまく転がり、スタートを切っていた青木は悠々セーフで1点を追加、さらに一塁もセーフとなる完璧なスクイズを1発で決めた。さらに6番石田の打席の間にワイルドピッチで三塁ランナーが還り、詰め寄られた直後の攻撃で2点を追加し、再び3点差で最後の守備に着いた。

7回をきっちり締めたい比留間だったが制球が定まらず、先頭にストレートの四球でランナーを出すと、一死は取るものの、後続に四球とヒットを許してこの回も満塁のランナーを背負う。長打が出れば同点、ホームランなら逆転サヨナラの場面で、それでも落ち着いていた比留間は最初の打者を浅いレフトフライに打ち取る。そして二死満塁で迎えた打者を詰まらせ、ピッチャーフライでゲームセットかと思われたが、これを比留間が落球し、自らのエラーで1点を献上してしまう。2点差となり、一塁ランナーが還ればサヨナラ負けのピンチで、続く打者に高めに浮いたストレートを捉えられ、痛烈な打球がレフト後方を襲う。しかしこれはレフト伴の守備範囲内で、ボールをしっかりグラブに収めてゲームセット、5-3でネクサスが勝利した。

チームは今シーズン22勝目。
先発安西は4回を投げて無失点の好投で悲願の二桁、10勝目をあげた。
2番手比留間は5回から3イニングを投げ、不安定なピッチングながらも同点は許さず、初セーブを記録した。


Exciting Players of the game
5 　 安西 翔　　変化球でリズムを作り、4回無失点の好投
24　佐藤 友紀　先制打を含む自身初の3安打猛打賞で勝利に貢献