試合結果詳細

今シーズン5試合目は、関東3位の強豪KBCさんと対戦した。身内で時間に余裕があったこともあり、10イニング制で行われた。

ネクサスの先発は安西。いつも通りの打たせて取るピッチングで三者凡退に切って取り、上々の立ち上がりを見せる。
対するKBCの先発は最速142キロの速球が武器の本格派右腕唐澤。1番小菅は三振、2番佐藤はピッチャーゴロであっという間に二死になる。3番安西は四球で出塁し、盗塁も決めるが、第2リードが大きく、キャッチャー矢内の矢のような牽制で挟まれてしまい、タッチアウト。安西の罰金もののプレーにより初回のチャンスを潰す。

2回表、一死からサード吉田のエラーでランナーを許すと、続く打者のボテボテのファーストゴロを捕球した関口が一塁へ送球したが、ランナーの頭部に直撃させてしまい、2つのエラーで一三塁のピンチを背負う。嫌な雰囲気が漂っていたが、流れを変えることはできず、続く好打者に三遊間を破られて先制を許す。

後輩に1点をリードされたネクサスは、先輩の意地を見せるべく立ち上がる。3回裏、一死から8番樋口が四球で出塁後、9番坂本がチーム初安打をライト前へ運び、チャンスを作る。10番吉田も四球で一死満塁になり、打席には11番小林。唐澤の速球になんとかくらいつき、粘った末に高めのストレートにうまく合わせた打球はセカンドの頭を越え、2人のランナーが還って一気に逆転に成功する。

続く4回には無死一塁から3番安西が右中間を破るスリーベースを放ってさらに1点を追加。この回相手のエラーも絡み、3点を加える。

安西は予定通り3イニングでマウンドを降り、4回からは東経大軟式野球部ナンバー2の吉田が登板。制球に苦しむ場面はあったが、ストレートの球威と最大の武器であるスライダーのキレは今もなお健在で、任された3イニングを無失点に抑える。

試合は中盤以降お互いの投手が踏ん張り、スコアボードに0が並ぶ。ネクサスは豊富な投手陣を惜しみなくつぎ込み、7回からは比留間にスイッチ。8回に長打を許し、ピンチを背負い動揺を隠せない場面もあったが、持ち前のナックルでKBC打線を封じ込める。比留間も3イニングを無失点で切り抜けて自らの役割を果たす。

硬直状態が続いていたが、9回裏に先頭の12番濱田がライト前へクリーンヒットを放つと、ライトがこれを後逸し、濱田は三塁まで到達する。久々に訪れたチャンスで、続く13番星のセンターオーバーのタイムリーヒットでダメ押しの1点を入れた。

最後は星が登板し、きっちり三者凡退に打ち取り試合を絞めた。

ネクサスは今シーズン3勝目。現役KBCに威厳を見せつける形となった。
2番手の吉田が悲願の初勝利を挙げた。
KBCのみなさん、ありがとうございました。


Exciting Players of the game
27 小林 大地　3回に逆転のタイムリーヒット。新しいグローブを買い好調をアピール。
　 吉田 和真　3イニングを無失点に抑え、初勝利を手にする。