試合結果詳細

今日の対戦相手は府中の強打のチーム、デスペラード
試合序盤はお互いの打線が活発で点の取り合いとなった。
初回デスペラードが1点を先制すると、その裏ライナーズは山岡が内野安打で出塁すると、2番中澤が追い込まれたあと、エンドランできれいに1、2塁
間を破りチャンスを広げる。しかし、スクイズ失敗などで2アウトを取られたが、4番遠藤がライトオーバーの2塁打を放ち同点に追いつくと、5番佐藤がレフトの頭上を大きく越えるツーランホームランをかっ飛ばし逆転する。
2回に両チームとも1点を取り合い、3回表デスペラードは死球やヒットでチャンスを作ると、3番打者がセンター前に2点タイムリーを放ち同点に追いつく。
しかし、ライナーズが突き放す。3回裏相手エラーで中澤が出塁すると3番
井のライトへのツーベースで再度勝ち越し。その後も1点を追加し、前半戦を6対4で終える。
打ち合いの試合を締めたのが、先発井の後を引き継いだ中澤、山岡の投球だった。両投手とも2イニングづつを投げ、相手をノーヒット（1四死球）とほぼ完璧に抑え勝利に貢献した。苦しいライナーズ投手陣の台所事情を救ってくれた見事な投球だった。
試合は6回裏に佐藤がこの日2本目のホームランを放ち、8対4で勝利した。

この試合の決め手は守備力の差であったろう。
相手の打線はかなりの強打であったが、点を取るだけでは野球は勝てない。しっかり守って相手に流れを与えない守備力こそ勝利を引き寄せる。打線は水もの・・・相手投手が良ければなかなか点は取れない。しかし、守備は自分たち自身の力でコントロールできる。もちろんノーエラー、無四球がベストではあるが、なかなかそうはいかない。ミスが出ても最少失点で切り抜け相手に食らいついていくことが後半戦の勝負どころでチャンスが生まれる。

確かに、現在のライナーズの打線は副代表沼山が15年以上在籍している中で最強かも知れない。しかし、うちより打つチームはたくさん存在する。
どんなに打線が活発だろうが、東横ライナーズの野球は守りで流れをつかみ少ないチャンスを確実に点に結びつけ勝利をつかみ取る野球であることは間違いない。

打線が好調な時だからこそ、今一度、守りの重要性を再確認させられた試合だった。