試合結果詳細

"絶対に負けられない戦いがここにある"

今シーズン5試合目。オール三井1回戦。
幹事として早朝から集合していたメンバーは口々に口ずさむ。
「もし負けたら毎週これだけの為に来るのか…。」

せめて決勝まではいこう。そう心に誓い臨んだ初戦の相手は今年からオール三井参加の完全未知数チーム。試合前の相手チームの練習姿勢、さらには先発の速球左腕がMKI野球部の不安を煽る。。。

【1回表】先頭の藤中がどん詰まりのレフト前ヒットで出塁すると、そこから3連続四球によりMKI野球部が押し出しで先制。さらに満塁のチャンスで5番斎藤(康)が生まれて初めて変化球を鋭く捌き(左中間)、2点を追加する。さらにここから6番鈴木(政)がバットを折りながらセンター前に打球を運ぶ等、2アウトながら再び満塁のチャンス作ると打順は一巡し、打席には藤中。今シーズン1本目を満塁ホームランで飾り、相手チームとの差を突き放す。初回から8点を奪いビックイニングとなった。

【1回裏】初回から8点を奪ったもののMKI野球部の緊張感が薄れることはなかった。そう、本日の先発は曽我部。蓋を開けなければわからないこの男。皆が心の中で祈る”今日は調子の良い曽我部であれ”。そして皆の祈りは届くこととなる。味方のエラーで出塁を許すも、崩れることなく後続をしっかり打ちとり初回を0点に抑える。

【2回表】2アウトから鈴木(政)が本日2本目となるセンター前ヒットで出塁。続く斎藤(森)も四球で出塁する等、得点には繋がらなかったが良い形で攻撃を終える。

【2回裏】マウンドは引き続き曽我部。先頭打者を四球で出すものの、続く打者をテンポよく打ちとり無失点に抑える。

【3回表】相手のマウンドには2人目のサウスポー。先頭打者の遠藤がライト線への2ベースヒットで出塁。これに藤中が本日3本目のヒット(センター前)で続くと、さらに田口が本日3本目となる四球で続く。その後押し出しで1点を追加し、0アウト満塁で打席には4番楠本。軽く左中間奥深くまで打球を運び2点を追加する。その後、相手のエラー等でさらに2点を追加すると、打席にはなぜか怪我した斎藤(森)に代わって代打松崎。放った打球はライトの頭上を越えるツーランホームラン。ベンチで見守る奥さん、2人の子どもにかっこ良いパパの姿を見せつける。結局この回7点を追加し、本日2回目のビックイニングとなった。

【3回裏】マウンドには引き続き曽我部。先頭打者を四球で出塁させると、度重なるワンバウンド投球を全身で受け止め続けた遠藤がとうとう後逸。1点を失う。しかし後続を許さず最少失点でこの回を追える。

【4回表】相手チームのマウンドに3人目のサウスポーが登場する。先頭の藤中が四球で出塁するものの得点には繋がらず。

【4回裏】この回のマウンドも曽我部。先頭打者のレフト前ヒットと四球により2人のランナーの出塁を許すものの、粘りのピッチングでこの回を無失点に抑える。

【5回表】1アウトから鈴木(政)が本日3本目となるヒット(内野安打)で出塁すると打席には先程ホームランを打った松崎。鋭い当たりを放つも相手二塁手の好プレーにより抑えられる。しかし続く曽我部がセンター前ヒットで出塁すると、2アウト1,2塁のチャンスで打席には遠藤。本日2本目となる華麗な(？)流し打ち(ライト前)でさらに1点を追加する。

【5回裏】この回を抑えればコールド勝ち。最終回となるこの回のマウンドへ曽我部が上がる。先頭打者に振り逃げで出塁され途中レフト前ヒットを打たれるものの、2本のサードゴロを竹村がしっかり捌く。そして最後のバッターをレフトフライに打ちとりゲームセット。

結果、16-1でMKI野球部が5回コールド勝ち。無事、初戦を突破した。2回戦以降もこのままの勢いで突き進んでいきたい。

MVP：松崎(安産祈願となる代打ツーランホームラン)
曽我部自己採点：70点

(記者：藤中)