試合結果詳細

日暮里から舎人(とねり)ライナーで20分、周囲にはコンビニもなく都会の喧騒から少し離れた「舎人公園」。翌週に桜まつりを控える本公園に隣接する野球場が今回の戦場となる。世間ではプロ野球の開幕、春の甲子園、そしてイチローの引退、、、我ら野球人をグラウンドへ駆り立てるイベントが多く起こる中、とうとうMKI野球部でも今シーズンの戦いが始まった。

待ちに待った開幕戦。今シーズンのテーマは"イチローに捧ぐ"(斎藤(康)のみが連呼)。今日でキャプテン引退が決定しているシンタローキャプテンの下、日本らしい”考える野球”ができるのか。戦いの火蓋が切って落とされる。。。

【1回表】
今日の先発は岡島。今シーズンはスパイク購入、ジム、禁煙、そして彼女を捨て、野球に燃えるこの男。いきなり先頭打者にセンター前ヒットを打たれるものの、その後3人をきっちり抑え無失点に抑える。

【1回裏】
先頭のシンタローが四球で出塁すると、盗塁で0アウト2塁と先制のチャンスを作る。しかしその後、松崎、藤中がセカンドフライに打ち取られると、続く楠本も三振。初回のチャンスを無得点に抑えられる。

【2回表】
1回の好投からさらに宮崎からベルトを剥ぎ獲ることでレベルアップした岡島。しかしこの回は先頭打者の死球に始まり、けん制で帰塁したランナーに再びボールを当て進塁させたり、シンタローの3塁へのれーざーびーむがランナーに直撃したりと、とにかく相手にボールを当てまくる。他にも四球や斎藤(康)のエラーを中心にこの回一気に4点を失う。

【2回裏】
先頭の斎藤(康)が審判に三振を獲られるものの、続く宮村がエラーで出塁すると2つの盗塁で一気に三塁へ。日高が打ちとられるものの続く岡島が四球で出塁し、打席には宮崎。走る岡島を無視し、キャッチャーフライ。この回も無得点に終わる。

【3回表】
この回もマウンドには岡島。先頭打者を四球で出塁させる。続く打者には三遊間の鋭い当たりをショート宮崎が止める、ものの投げられず。ここにきて左利きショートの弊害に悩む。続く打者に2つのボールを与えたところで、岡島が自主降板。急遽、町の便利屋さん日高がマウンドに上がるといきなり2人の打者を三振に抑え、便利さをアピールする。しかし9番にタイムリーヒットを打たれると、続く1番にはレフト線へ2ベースヒットを打たれ2点を失う。さらに続く2番には鋭いピッチャー返しを受けるものの、これはなんとか足で阻止。飛び出したランナーをタッチアウトにし、3失点でこの回を終える。

【3回裏】
ここまでノーヒットのMKI野球部。先頭、シンタローの打席にはベンチ総立ちで”シンタロー”コール。三振、徐々に焦りが見え始める。しかし2アウトから今シーズン3番に座る藤中がライト前ヒットで出塁すると、盗塁にてチャンスメイク。続く楠本がライト線を鋭く抜く2ベースヒットを放ち藤中が帰還。1点を返すと、さらに続く斎藤(康)がセンターを大きく超す3ベースヒットでさらに1点を追加。新生クリーンナップで2点を返す。

【4回表】
この回もマウンドには日高。先頭をサードゴロに打ち取るものの、この回は四球が増え、さらにヒットと盗塁も重なり2点を失う。

【4回裏】
1アウトから岡島が出塁。盗塁を試みる。しかし宮崎がまたもこれを無視し、ピッチャーフライ。2人の関係性がプレーにも表れる。ベンチからの叫びも届かずダブルプレー。結果、この回を3人に抑えられる。

【5回表】
最終回のマウンドにも日高。先頭を三振に抑えるものの、続くレフト前方のきわどいフライを藤中が捕りきれず。盗塁と犠牲フライでさらに1点を失う。

【5回裏】
最終回、8点を追うMKI野球部の攻撃。シンタロー、キャプテンとしての最終打席も総立ちの”シンタロー”コールを受けながら三振。しかし続く松崎が二遊間への内野安打で出塁すると打席には藤中。2ストライクから粘った末、左中間への2ベースヒット。未だチーム1の俊足を誇る松崎が一気に帰還し1点を返す。しかし続く楠本が四球で出塁するも攻撃はここまで。結果3-10、MKI野球部、初戦を大敗にて終える。

今試合を以て、体制が変わります。キャプテンは斎藤(森)から斎藤(康)への斎藤リレー。初戦は残念な結果となりましたが、斎藤(康)新キャプテンの下、今シーズンもたくさん勝ちましょう！

MIP：宮村
守備では要としてチームを支え続け、攻撃でも2盗塁

(記者：藤中)
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