試合結果詳細

INOSHIYAMA CUP決勝戦。
先発は2試合連続となる金子。30分前に7回を完投し疲れが見える右腕に、相手打線が初回から襲いかかり、2点を先制される。しかしその後はピンチを招きながらもなんとか凌ぎ、4回まで3点差と大きくリードされることは許さない。
反撃に出たい打線ではあったが、1試合目の疲労からか、バットから快音は響かず、単調な攻撃が続く。
5回に再び2点を追加され、6回に坂本のショートゴロに対して相手の悪送球を誘いなんとか1点を返すのがやっとだった。最後は岡田(佳)がピッチャーゴロに倒れ、ゲームセット。涙の準優勝となった。
しかし、INOSHIYAMA CUPを通じて選手達は成長した。打撃でも守備でも粘りが出て、相手に喰らいつく姿勢が随所に現れていた。そして、新旧メンバーが一致団結したことにより、チームとしての一体感がさらに増した印象である。筆者は、これからもこの転勤族が中心となったチームのドラマを追っていきたいと思う。

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〜夏跡〜
今大会の殊勲選手賞には、広島ミュータシオンから金子が選出された。金子は全試合に出場し、打者として打率.333、7安打、1本塁打、6打点、6盗塁、OPS.935。投手としても2勝1セーブと、投打に渡ってチームを牽引し、創部3年目でのINOSHIYAMA CUP準優勝という快挙の立役者となった。