試合結果詳細

6月12日以来となる試合は泉リーグ。相手は昨季のリーグ王者・ニッカーズ！
最高気温28℃、更には試合開始が8時半という過酷な環境の中で試合は行われた。

そしてこの日、今シーズンFelksに欠けていた最後のピースが戻って来た。エース、藤田が昨年の秋季大会以来約10ヶ月ぶりとなるマウンドに上がったのだ。投打ともに期待の持てる男の復帰戦を勝利で飾りたいところだ！


注目の初回、相変わらずの球威を披露するも味方の守備に足を引っ張られ2点を失う。

しかし今年のFelksは一味違う。
3回表、一死から鈴木一が放った打球はなんとセンターのフェンスを越え、自身初となる本塁打！
更に続く絶好調男『デキる方の佐藤』こと佐藤太がこの日2本目となる安打を放てば、4番藤田も『ジエンゴ』となる2点本塁打を放ち逆転に成功！藤田は復帰初戦で大仕事をやってのけた！華がないと言われ続けてきた平成2年組の三連打で一気に試合をひっくり返えす。

しかし28℃という暑さのせいか、守備がピリッとしない。この回鈴木一、香月、藤田が失策を犯し、更には守備率100%を誇ってきた名手宇都木までもが失策。4点を失い3-6と苦しい展開に。

ところが今日は気味が悪いほど粘りのあるFelks打線。
4回表に香月、佐藤太のタイムリーで3点をとり再び追いつく！

それでも4回裏、捕手大野、名手宇都木がこの日2つ目となる失策を犯し三度（みたび）リードを奪われる。

万事休すかー。2点ビハインド、反撃もここまでかと思われた中で迎えた最終回5回表、奇跡は起きた。
この日2失策を犯し快音が聞かれなかった大野が放った打球はライトへ大きな弧を描く！2戦連発となる3点本塁打を放ち9-8！まさに大どんでん返し！その後も効果的に加点し14-8とリードを広げて最後の守備につく！

ところが、ドラマの決着はまだついていなかった。
血豆が潰れ流血した藤田に変わって、クローザーとして宇都木がExpert戦以来となるマウンドにあがる！
2失策をしたことでメンタルがクラッシュしていたのか、とにかくストライクが入らない！
3点を失い無死満塁となったところでナインの『まずい、だめだこれは』という一斉の声により登板予定がなかった香月が緊急登板。
先頭の打者こそスライダーで三振を奪うもののその後にタイムリーを二本浴びとうとう追いつかれてしまう。その後もサヨナラ負けになってもおかしくない場面だったがセンターに廻っていた藤田の大ファインプレーや佐藤太の安定した守備に助けられなんとかサヨナラ負けは免れた！
猛暑の中で繰り広げられた乱打戦は14-14の痛み分けとなった。


以下は試合後に行われた香月CEOへのインタビュー一問一答。


ー とんでもない試合となった。

普通の人が見たら今日の試合を泥仕合と呼ぶでしょうね。しかし私からしたらとてもえエキサイティングな試合だったと言えます！
両者ともに全てを出し切った素晴らしい試合だったと思います。



ー 気温28℃でしかも早朝。過酷なコンディションだった。

ナインはよくやってくれました。まるで19年前の夏の甲子園の横浜vsPLの試合の様でした。


ー 佐藤太が5打数5安打、大野が2試合連発。打線が快調だ。

チーム全体が本当によく成長してますね。太昭と大野を軸にとても強力な打線になってきた。その中でも今日はふじともと一馬の本塁打は大きなサプライズでした！それに合ちゃん、パペの安打もとても素晴らしいものでしたね！


ー ここまで唯一無安打だった宇都木に待望の初安打が出た。

彼に関しては全く心配してなかったです。彼は力のある選手だし安打が出るのも時間の問題と思っていましたので。1本でたことでこれから更に良くなっていくでしょう。
今日は出た選手全員安打打てたことがなにより収穫です！（ここで記者より的場のみ無安打と訂正される）え？あぁ、そうでしたか…はい。


ー 一方でこの試合チーム全体で9つの失策。守備の面で画題が残ったのでは。

もちろん課題は山積みです。しかし今日は試合自体が難しい中で行われました。あの宇都木が失策を犯すくらいだからね（笑）むしろ悪いところがまとまってこの試合に出ただけだとポジティブに捉えています。野球とは得てしてそういうものだと。


ー 頼れる男・背番号11が帰ってきた。

投打ともに期待通りでしたね！しかも復帰戦でこの活躍ですからね、さすがとしか言いようがないです。彼に送りたい言葉はたった一つ。『仲間を信じるんだ、君は1人じゃない。フィールドでは他の8人が全力でサポートするよ』とね。


ー 試合は続いていく。リーグ戦と並行して秋の区民大会も始まる。最後に一言。

Next game is another game!
また次ですね。