試合結果詳細

チーム十五戦
【守備総括】
約一ヶ月振りの三重での試合の先発は、漆黒の闇夜から舞い降りた悪魔の子エース左腕林(優)。相棒は、地獄の底から蘇りし偶然の産物、田中。初回、スロースターターの林(優)は3被安打と3四死球でいきなりの5失点。ただ、ギアの上がった二回以降は五回まで三者凡退。手のつけられない圧巻のピッチング。これを初回から魅せられれば、次回登板以降、勝ち星にも恵まれるはず。結果的に林(優)は、七回を6失点。八回からマウンドに上がるのは前回登板、初失点をするも未だ安定した投球を続ける前島。も、この試合は緊急ということもあって、明らかに調子を落とした投球で1回を3失点。だが、これぐらいで評価が下がるわけではない。来週から始まる公式戦での先発はこの前島である。九回にマウンドに登るのは低めの投球術、伊藤(渓)。相変わらずの低めピッチングで1回を難なく無失点に抑える。守備全体として目立った失策は見られなかったものの、単打で抑えられた打球の処理など、細かな部分も今後は見ていきたい。

【打撃総括】
初回から相手投手の前に三回まで三者凡退と淡白な攻撃が続く。四回、先頭の2番伊藤(渓)が持ち前の流打ち、右前打で出塁すると、3番林(徳)がレフトへ安打。この日4番に座った落合(伸)が四球で無死、満塁とこの試合、最大のチャンス。この場面で打席に入るのは、5番林(優)。9球粘ったが、ここは三振。一死となり、バッターボックスは破壊王、廣田。2球目のスライダーを引っ掛けてサードゴロ、ホームフォースアウトで二死となる。この場面で相手守備のサインミスでピッチャーが牽制をあらぬ方向へ送球。この間にサードランナーの林(徳)がホームイン。続く前島が四球で、又も満塁のチャンスでバッターは輝く素人、儀賀。も、ここは三振。そこから再び九回まで淡白な攻撃が続き、その九回。キャプテンの渡邉が死球で出塁。すかさず盗塁を決めて、続く5番林(優)がセンターへタイムリーツーベース。一死、二塁となって、前島のショートゴロの間にセカンドランナーの林(優)が二、三塁間で挟まれてこれはアウト。ラストバッター儀賀がファーストフライに倒れゲームセット。この試合は9イニングで安打が3と難しい展開の試合だった。