試合結果詳細

iveJ。優勝に向けてのプレーオフが開幕、相手はリーグ戦3位のBluePlum広島。4月に行われたリーグ戦では開幕戦で大勝するも7月に行われた第2戦では逆に完敗を喫す結果に。勝敗は５分もチーム力の底上げに成功したBluePlum広島相手に、「負ければここで終わり。勝てば最終プレーオフ進出」まさに「天国と地獄」の明暗が分かれる1戦が行われた。
AJの先発はエース望月。試合開始5時間前の朝5時からエニタイムフィットネス大町東店で調整を行い挑む「ストイックなのか何なのかわからない漢」は完璧な立ち上がりを見せ1回2回と相手打線を封じる。
試合が動いたのは2回裏。1死で打席には松井。強烈な打球音、確信歩き。彼のバットから放たれた一打は放物線を描きレフトのフェンスを越えていった。「完璧でした。ここ一番の試合で放つことが出来てよかったです。家族の存在？そうですね。今日は観戦に来てもらってたので。え？見てなかった？そんなわけ無いでしょう。私の打席なんてみんなくぎ付けですよ。」いいバッティングに気をよくしたのか突然饒舌になった彼の話を聞いているものは誰もいなかった。
追加点を奪いたいAJであったが3回以降毎回得点圏にランナーを進めるも決定打が出ない。まずい雰囲気が漂う中、AJの中島イシレリこと木原が「モメンタム…モメンタム…」とうわ言の様につぶやき始める。どうやらラグビー用語で「流れ」を意味するのだが彼がつぶやけばつぶやくほどベンチの空気は重くなる。そんな中、ついに望月が相手打線につかまる。4回、ランナーを1塁に置き、相手バッターの打球はレフト戦へ。1打席目のホームランの余韻に酔っていたレフト松井の一瞬のスキを突いた相手の技ありの一打。クッションボールの処理にもたつくと読んでの一打に松井はなすすべがなかった。このタイムリーで１－１の同点。イシレリのつぶやきが遂に現実の物となる。望月はこの回の後続を断つも、朝5時からのジム活に加え、サウナに入ったことで試合中にも関わらず身体が冷えてしまい、自ら降板となる。1点は取られたものの4回を投げ、打たれた安打は1本。奪三振6つと素晴らしい投球であった。
5回から登板したのは「東雲の菊池雄星」こと谷川。このモメンタムがつかめない状況で1点も許すことはできない。そんなプレッシャーもなんのその。この日も相手打線になすすべを与えない。3回を投げて奪三振は6。最終回はピンチを招くもすべて三振で抑える見事な投球を見せる。望月ー谷川リレーの前に相手打線は1点しか取る事ができない。
結局最後までモメンタムをつかめなかったAJ、試合は引き分け。2位のアドバンテージによりファイナルステージへの進出はActiveJに決まる。この1年間で最高の緊張感に包まれた試合であったが、結果として最低限目標を達成したことで、来年春、複数の私設リーグ優勝、準優勝チームが集結するゼビオベースボールカップへの出場が決定した。
次回はリーグ優勝をかけたファイナルステージ。相手はBulldogs。1勝アドバンテージが相手にある中でAJに必要なのは2連勝あるのみ。次週「ActiveJ最後の決戦～にモメンタムを引き寄せるのは誰か～」乞うご期待！！！

朝5時からジムはやめましょう！笑