試合結果詳細

イシバシチャレンジの季節がやってきた。彼は過去に2度、電通大たまぁ～ずを相手に、最終回の途中に出塁を許し、完全試合を既のところで阻まれていた。前回のたまぁ~ず戦終了後、「俺には、完全試合しかないんですよ」と、イシバシは涙ぐみながら語った。

あれから4ヶ月、考えることといえば完全試合のことばかり。大学でも、バイト中でも、彼女とのデートの最中でも、「完全試合」の4文字が頭から離れることはなかった。「完全試合が達成できれば、身も心も朽ち果てたって構わないんだ」という言葉を残し、試合に臨んだイシバシ。「いや、既に朽ち果ててるだろ」と言いたいところだが、果たして、彼の運命や如何に･･･。


だが、彼のチャレンジはわずか2人目で終了した。初回、2番バッターにセンター前ヒットを打たれ、チャレンジは終了。マウンドで惨めに蹲るその姿に、RaDの全メンバーが嘲笑した。

　ただ、イシバシはその後もヒットを打たれるものの、必死に好投を続ける。しかし、味方のエラーが失点に結びつき、4失点。結局、自責点は0だが、ただただ失点を重ねるいつものパターンに。

　しかし、このまま終わらないのが今年のRaD。一度は3点ビハインドまで追い込まれたが、平山、太田のタイムリーなどで逆転。イシバシも結局最後まで投げ抜き、鮮やかな逆転勝利を演じてみせた。(文責:坪井)