試合結果詳細

前日の雨模様からうってかわって天気に恵まれたRaD Cチーム第1日目初戦。2年生、3年生、4年生それぞれの思いが錯綜して始まった戦いは、初回坪井と古田の連打であっさり先制点をとった。しかしここはRaD Cチーム。先制点からの大量失点が伝統芸能であったチームに1点の先制点は少なすぎるように思えた。しかし、そんな不安を置き去りにするかのようにマウンドに上がったのは、かつてのRaDのエース小椋。豪腕サウスポーの登場に期待が高まる。そして皆は思った。「小椋なら、小椋が投げるなら強いチームのように接戦で勝てるのではないか」と。RaD Cチームは初戦勝利の祈願を達成する、かに見えた。現実は非情であった。エース小椋は不安だけでなく、かつての投球をも過去に置き去りにしてしまったようだ。その後も守備の乱れなどもあり大量失点、打撃もその後は小山の本塁打どまりと終わってみればコールドゲーム。やっぱり私たちのチームはRaD Cチームであった。
希望の光であったエースの変わり果てた姿に皆は憂い、嘆いた。しかし、この時はまだ誰も知らない。エース小椋が、そしてチーム全体が、この試合を触媒（catalyst）として、かつての力（？）を取り戻していったということを。(文責 小山 原文ママ)