試合結果詳細

快晴の空の下、会場に到着した面々はヤル気に満ち溢れていた。
そう、今日は第３１回 声出し選手権。
たかおが言う。
「後は任せてください。」
Rsのクールボーイが…やってくれるぜ。
「しゃー、声出していこう!！」
Rsの祭男、福田が吠える。福田…お前がナンバー１だ。


対戦相手は東大阪ルーキーズ。20代で構成される若手メンバー。
見るからに高校までバリバリ声出してましたって分かる体つき。
今日は派手になりそうだぜ…。




先攻ルーキーズ、序盤から勢いがある！
初回から柵越え声を放つなど４ポイント先取される！

後攻のRsは特攻隊の尚太、たかおが内野声。勢いを付けることが出来ないでいた。
しかし、俺達にはこの男がいる！
Rsの拡声器、篤がライトオーバーのツーボイス！
良く響いたぜ！
ここでRsの平井の異名を持つ平井！…内野声!！惜しい！
相手を乗せないとばかりにRsのグラップラーボイス上村が４回までゼロ封！
後はこの男が声を出せば！祭男！
祭男は声を出した。枯れんばかりに！
１つ分かった事がある。
野球は声だけでは勝てないのだ。
祭男が声を出す。フライが上がる。落とす。
祭男が声を出す。フライが上がる。落とす。
クールボーイが声を出す。フライが上がる。落とす。
tomiが声を出す。フライが上がる。落とす。
ボイスレジェンド尚太が声を出す。ボテボテのゴロ、落とす。
平井がジャンプする。いや、それジャンプしてるの？届かない。
極めつけは満塁弾を浴びてしまう。

しかし！これが本当に声出し選手権ならばどうだ!？
勝っていただろ!？
悔しいが今日は声出し選手権では無かった。
野球というスポーツは大負けする時もある。
それが今日だっただけさ。
でもクールボーイと祭男が盛り上げてくれればチームはアガった！

どうしよう。オチが見つからない。
こちょこちょこちょ。
どうしよう。オチない。






















…天狗ライダー！