試合結果詳細

MVP　玉木
MDP　カズヤ

初夏の昼下がり、僕らはダイヤモンドになぜか立っていた。
何度でもやり直せることばかりじゃない、もう二度とここには戻れないと思っていた。
そして転がる無数の小石達が一瞬に刻む聖地、猪名川公園野球場に着いた。
僕は球場に着き、小石達を探した。
するとそこには、キャプテン、会長、似非教師、下端二人、西宮のピングーユーチューバー新婚報告しないやつ、新人、え誰？(助人)が聖地についていた。
久しぶりに会う小石達、会話内容等書き込みたいところだが省略することにする。
スターティングメンバーはくじ引きで決め、以下の内容(記憶が無い、失念)となった。
1番　セカンド　下端１　
２番　ショート　キャプテン
3番　センター　似非教師
４番　レフト　誰？
５番　ライト　下端２
6番　キャッチャー　新人
7番　サード　西宮のピングー
8番　ピッチャー　僕
9番　ファースト　会長
　午前１１時リバーズ先行で試合が始まった。
　ここからは良い場面を挙げ、僕目線で解説していく。
　初回の攻撃、上位打線がつながり、５番下端に打順が回ってきた。打席に立つ背中を見る限り、打つ気配がない。僕は心の中で「こいつが今日のMDPだ、今日は安泰だ」と思った矢先、鋭いスイングから放たれた打球はライトスタンドにイッツゴーーーーンヌ、第一号ホームランを放った。(もうこの人の話は取り上げない)
　次に新人が倒れ(セレクション不合格、もう二度と来ないでくれ)、西宮のピングーに打順が回ってきた。ピングーは僕にこう言った、「打順回すから、俺三割打てる男やで、社長やで」と。僕は内心「生きるなー、三振やろな、ＭＤＰやろな、おつかれぃ」と思った。
　すると、適当にバットを振りぬき、出会い頭であたった打球は、右中間スタンドに吸い込まれたのだ。
　僕はネクストで座りながら、「信じられない、これが今年のピングーか、悔しい、なぜここまで成長した、もう喋らない」と内心思った。
ピングーはダイヤモンドを一周し、ベンチに帰ってくると、とんでもなく生きり倒していた。
　次のバッターは僕であったが、省略することにしよう。
　そして攻守交替となり、僕がマウンドに上がった。
　エリン、もう君の居場所はない。君の口癖は「肩痛いねん、肘痛いねん、そんなん投げられへんやん、どうすればいいの？」といつも言っていたね。呆れて何も言うことはない。僕の結果は言うまでもない、打者三人を球速約１３８キロの直球、ナイアガラカーブで抑えたのだ。
　以降シーソーゲームが続き、最終回僕はレフトの守備に着いた。
　僕は外野で空を見上げながら「僕の活躍で開幕戦を勝利することができる」と思っていた。するとセンター付近から声がした。耳を澄ましてみると「もうだめだ、足がつった、動けない、」と天を見上げながら会長がつぶやいていた。
　僕は「会長はもう潮時だ、打球も飛んできていない、立っていただけで足がつる、戦力外通告だ」と思った。
　最後のバッターがレフトフライを打ち、ウイニングボールを僕が捕球し開幕戦を勝利で飾った。

※トピックス
　会長戦力外通告の可能性
　玉木はリバーズの宝
　助人、セレクション不合格
　せいや、吉君、活躍したと思っているとこが成長しない理由
　新人全く使えない
　大樹に関しては、「調整してきた？」って感じ
　キャプテンは大活躍、さすがです。
　啓史、ドラフト候補レベル。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上