試合結果詳細

WBC優勝の興奮冷めやらぬ中、今年も関東草野球リーグが開幕。昨年の3部リーグ優勝で2部に昇格して迎えたSakuracube野球部の開幕戦。開幕戦の対戦相手はガゼル。Sakuracube野球部にとって今シーズン初試合、そして昨年のZOZOマリンスタジアムでの関東草野球リーグ優勝戦以来、5ヶ月ぶりの試合となる。故障で戦線離脱中の勝山に代わり、大野将が久々の参加。

試合は１回表ガゼルの攻撃。SCのマウンドにはエース 吉川。その立ち上がり、先頭打者を味方のエラーで出塁を許すと、盗塁とエラーが重なり無死三塁といきなりピンチを迎える。続く打者を見逃し三振に打ち取るも、3番打者のセカンドゴロの間に先制点を奪われる。

1点を先制されたSCはその裏、1番 大井は空振り三振に倒れるも、2番 山口は相手のエラーで出塁。3番 高橋は四球を選び1死一、二塁とチャンスを広げる。ここで打席には昨シーズン6本の本塁打を放っている主砲4番 木下。木下は追い込まれながらも４球目をセンターに逆転スリーランホームランを放ち3-1とする。さらに、5番 大野純が相手のエラーで出塁すると、6番 宮内は四球を選び再びチャンスを作る。7番 吉川はサードゴロに倒れるも2死二、三塁とすると、ここで8番 大野将がセンターへのスリーランホームランを放ち6-1とリードを広げる。続く9番 中嶋俊は空振り三振に倒れる。

2本のスリーランホームランで5点のリードをもらった吉川は２回表、相手打線をレフトフライ、セカンドフライ、三振と三者凡退に抑える。

２回裏のSCの攻撃、10番DHの長谷川は三振に倒れるも、1番 大井が低めをレフト前に弾き返しヒットで出塁。2番 山口はセカンドゴロに倒れるも得点圏にランナーを進める。3番 高橋は際どい球を見極め四球を選びチャンスを広げると、再び4番 木下に打席がまわる。相手投手との見応えある対決はフルカウントまでいき最後は空振り三振、ここは相手投手に軍配があがる。

追加点を奪えなかった３回表のガゼルの攻撃。吉川は先頭打者にライト前ヒットを許す。この後2死とするも続く打者に右中間へのスリーベースヒットを打たれ1点を返されると、四球とヒットでこの回3点を奪われる。

6−4と2点差となった３回裏のSCの攻撃は、5番 大野純が相手のエラーで出塁すると、6番 宮内はピッチャーゴロ、7番 吉川は三振に倒れ2死となるも、8番 大野将が相手のエラーで出塁し2死一、三塁とすると、9番 中嶋俊は２球でツーストライクと追い込まれながら際どい球に食らいつき四球を勝ち取る。満塁とチャンスを広げ、10番 長谷川もフルカウントまで粘るが最後は空振り三振に倒れる。

追加点が奪えないSCだが、吉川が粘りの投球を見せる。４回表、吉川は先頭打者をファーストファールフライに打ち取ると続く打者を三振に打ち取る。続く代打を味方のエラーで出塁を許すも、盗塁を試みたランナーをキャッチャー 大野純がセカンドで刺し相手に得点を許さない。

４回裏のSCの攻撃、相手2番手投手の前に、先頭の1番 大井はセカンドフライ、2番 山口もサードフライに倒れるが、3番 高橋が死球で出塁すると、4番 木下がレフト前ヒットでチャンスを広げる。しかし5番 大野純は空振り三振に倒れ無得点。

2点差の緊迫した展開のなか迎えた５回表、吉川は1死後、ショート 木下の一塁悪送球でランナーが２塁まで進むと続く打者にライト前タイムリー打たれ6−5と1点差とされてしまう。しかしこのピンチを内野ゴロで切り抜け同点は許さない。

５回裏のSCの攻撃、6番 宮内はセカンドゴロに倒れるも、7番 吉川がピッチャー強襲ヒットで出塁。8番 大野将が四球を選んだところで試合時間となりゲームセット。

リーグ開幕戦は6−5と1点差で逃げ切り、これで7年連続開幕戦勝利となった。この試合、4番 木下がスリーランホームランを含む2安打3打点、8番 大野将もスリーランホームランで3打点の活躍。エース 吉川は完投で今シーズン初勝利投手となった。