試合結果詳細

■札幌BunBun's第８戦目■　戦評：丹野

6月の蒸し暑い朝に、伝統の一戦が開催されました。

相手は剛腕スカウトの大木氏をようする陵北さんとの練習試合となりました。
若手をどんどん補強して、昔とはもう違う球団になっているサイボーグチーム陵北さんは、若くてフレッシュな投手陣で、毎イニング投手を替えるオールスター方式の贅沢なリレーを披露してきました。

対するは今年、不調のブンブンズ。
相手の若い投手陣に圧倒されながらも必死に食らいつきました。
前日から予告されていた通り、こちらも味のあるテクニカルな投手リレーで、伝統の一戦に挑みました。


札幌ブンブンズの先発は予告通りこの人、北網の防波堤・橋本選手が満を持してマウンドに登りました。
立ち上がりこそ若いバッターのラッキーパンチを浴びて先制を許すも、後続を締め抜群の安定感を披露しました。

右バッターの頭部付近から急激に落ちて、のけぞるバッターからストライクを奪うカーブは圧巻の一言。
コントロールされたストレートとのコンビネーションで連打は許さず、３回１失点のピッチングでした。


そして投手リレー２人目は、橋本先生の残像が残る相手打線には非常に効果的なあのメキシカンがバトンを受け取りました。
真骨頂のスローボールとナチョスをクレバーに操った山下選手がこの日は躍動！

計算されつくしたボールの出し入れで、時に残像で幻惑、時に渾身の豪速球（…のように見える）を駆使して、相手に最後までバレないまま３回無失点の素晴らしい投球でリリーバーに繋ぎます。


最後のバトンを受け取ったのは、相手の胸元に容赦なく速球を投げ込む令和のケンカ投法・上村選手が締めくくりに登板しました。
山下のナチョスの後に上村の球が来ると、とんでもなく速く見えました。

相変わらずの当てても構わないという内角攻めと、最近ものにしたカーブで、相手に恐怖を植え付ける支配的な投球。
最後のバッターには渾身のストレートで見逃し三振に切り伏せて、ストッパー任務完了。

投手陣は全員が今年一番のピッチングをして頂き、７回まで１失点の最高の投球でした！！！
全員にMOMを上げたいくらいです。



さて、ブンブンズ打線に関しては、志願兵シンセイの技有りライト前ヒットと大滝監督の執念のセンター前のみの、２安打完封を喰らってしまいました…。
いやぁ朝から120キロオーバーは中々厳しいですね。
朝野球で手元で曲がるカットボールなんて初めて見ましたよ。

ただ試合に関しては７回裏の我らの攻撃がタイムアップで流れたので、試合としては決着ついてない認識でおります。
とりあえず今回はルール上負けでもいいけど…。
裏の攻撃があったらサヨナラしてただろうなぁ…。

という訳で、惜しくも負けてしまったのですが、今年もう１回再戦しましょう！！

ご参加頂いた皆さんありがとうございました！
来週は監督がおりませんが、変わらず楽しんでいきましょう！


☆ピックアッププレイヤー☆

スピードスター　山本選手
センターを縦横無尽に駆け回る広大な守備範囲は相手の脅威！ライトのフライももぎ取るナイスキャッチ！

春男　兜選手
レフトフライを１回グローブに入れて、もう１回出して、また取る曲芸キャッチでグラウンドを沸かせる！

志願兵　シンセイ
速球派の相手ピッチャーに対して、無理に逆らわないで、右に打てるその才能！ブンブンズのチャンスメイカーにあっぱれ！

不惑の勝負師　和田選手
ベテランが泥だらけになりながらのダイビングキャッチ！！！（取れてはいない）
滞空時間の長い横っ飛びで、若手を引っ張る気迫のプレイ！
打撃でも狙い球を絞ってジャストミート！！！（ヒットにはなっていない）
いくつになっても攻守でチームの主役を張る姿こそ、この人の最大の魅力！



【マンオブザマッチ】
山下　達也

※選考委員よりコメント抜粋
・兜選考委員
「ギリギリまでの睡眠効果も相まって相手打線を翻弄し、打ち取るピッチングにMOM！近場の球場に地の利が…」

・丹野選考委員
「今シーズン最高のピッチングにMOM！相手強力打線を手玉に取るテクニカルな投球は、もはやブンブンズの真骨頂！今年も残像を使いこなして飛躍してくれ！」