試合結果詳細

■札幌BunBun's第２０戦目■　戦評：丹野

極寒の10月がいよいよ始まり、薄暗い中での起床がこたえるこの季節。
２０２２年も残す所、あと２試合となってまいりました。

そんな中で、サンデーリーグ公式戦の最後の試合について、戦評を記載していきます。

相手は私たちと相性のいい古豪レンディルさん。
前回の試合も勝利を飾っております。

結果はというと…

１３ー２の圧勝でした！
久々の強いブンブンズが帰ってきました！こんなに大勝したの何年振り？
勝つって楽しいなぁ…。


では試合の詳細です。

この日の先発は、最早ローテの一角を完全に勝ち取ったこの男。
モンスターＴことTATSUOがマウンドに上がりました。
前回、試合前に入念にアップをしてしまい、ムダに球が走ってしまうという調整ミスをおかし、火だるまになる苦い経験をしました。

しかしさすがの対応力。
この試合はしっかり肩を冷やしてマウンドに上がりました。

マウンドに上がるとスローカーブがキンキンに冷えており、ブレーキのかかったボールで全く球が来ない！
凡打の山を築きます。
そして時折見せる、およそ90キロ前後の真っすぐを、相手の胸元に突き刺し、三振まで奪う始末。
レフトから見てたけど、一瞬130キロに見えるのは、やっぱりテクニックなんだなぁ。
奪った三振は６個。これはもう本格派と言っても良い数字ですね。

結果は７回２失点(自責点１)の完投勝利！！
ついに最後までだまし切った！
だましたと言うより、試合を支配しておりました。
ナイスピッチング！


守りの主役は山下にとられましたが、打撃には主役級の活躍を見せた選手がゴロゴロ。

全員は書き切れないのでピックアップしてみていきましょう！

この日、トップバッターで打席に立ったのはブンブンズの核弾頭・シンセイ。
なぜ１番で起用したかというと、前回、初回先頭打者ホームランを打った相手がレンディルさんだったので、わざと１番にしました。
残念ながら初回先頭打者弾の再現とはいきませんでしたが、２回にセンターの丘に突き刺さるホームランを叩き込みました！
打った瞬間にそれとわかる豪快な一発！
対レンディルさんに相性バツグンだ！

初回の猛攻の火付け役となったのが、ドミニカからの使者トミー・ソーナ。
体に似合わないシェアなバッティングは今日も健在。
今日も全く頭をブラさないスイングで、火の出るようなライナーがレフト前へ飛びました。
落合さんも「バッティングフォームで真似していいのはソーナだけ。」と言ったとか言わないとか。

そしてなぜかこの男も好調でした。バツ２が視野に入ってる副キャプテン菅原。
ショートとレフトの間のグリーンにしっかり乗せるアプローチでこの日２安打のマルチヒット！
サードの守備も好調で、プライベートと共に充実しております。
なんか守備がうまいんですっていう雰囲気出してて、そこは気にくわないけど。

今シーズンはこの試合で終了の、ブンブンズのムードメーカー黒島選手。
この日もオートではなくマニュアルで、しっかり見極め、見逃せばボールになりそうな高めをジャストミート。
来季に繋ぐ安打となりました。

そして終盤に来て、安打量産体制に入っている、今シーズンのブンブンズの四番・兜選手。
４回の満塁のチャンスで、まわってきました。
ブンブンズきってのクラッチヒッターが満塁で、相手の甘い球を捉えた！！！
角度、スイング、真芯、３つの要素が全て噛み合った打球は高い放物線となり青空に一筋の線を描いた！
塁上のランナー、ブンブンズベンチ、打った本人も含めてグランドスラムを確信しました。
結果はまさかのフェンス直撃。
ツーアウトながら、あまりにも会心すぎて、一塁ランナーのソーナも打球を見とれて走っておらず、まさかのシングルヒット。
二点タイムリーにはなりましたが、本人も納得のいかない様子でした。
兜さんのホームランは青葉四天王の悲願ですので、次の試合に期待しましょう！

そしてこの日、最も輝いていたバッターは、寿都の怪童・茂泉選手。
この試合で初回に打点を上げたのはこの男。
簡単に軽打で外野の頭を超えるツーベースは、もはや規格外！
その後、ベンチに戻り、「次はホームラン打ちます」と言い切る程、自信にみなぎっておりました。
そして迎えた４回、兜さんの取りこぼしシングルヒットの後、ランナーを二人置いて、打席へ。

相手の厳しい攻めを物ともしない、豪打一閃！！
パワーで持っていく有言実行のスリーラン！！！
この日４打点の大暴れとなりました。


ここでは書ききれない程、好プレー珍プレーが詰まった試合となりました。
もちろんここでは書かないエラーもありましたが、それも含めて楽しかったなと思える試合でした。

次の試合で今シーズンは終了ですが、皆さん悔いの無いように！
やり切って今シーズンを終わりにしましょう！
ではまた来週！！



【マンオブザマッチ】　対象者３名
山下　達也

※選考委員よりコメント抜粋
・兜選考委員
「山本由伸に負けず劣らずのナイスピッチングを披露し、相手打線をねじふせた剛腕にMOM‼7回を1人で投げ抜く気迫と抜群のコントロールに完璧を超える言葉があればかけてあげたいくらい最高の一言に尽きる。」


佐藤　清成

※選考委員よりコメント抜粋
・丹野選考委員
「ホームラン王争いの単独トップに躍り出た！完璧に捉えたあたりはセンターの小高い丘に突き刺さった！タイトル独占の核弾頭にMOM！」


茂泉　建太

※選考委員よりコメント抜粋
・菅原選考委員
「ライナー性の当たりは一瞬で丘に到達！見事なスリーランで相手ピッチャーをノックアウトした！菅原、3週連続の推薦でノリに乗ってる規格外の新人にMOM」