試合結果詳細

本日も毎度おなじみの先制点をとられる展開となった。しかし、初回以降は得点を与えず、テンポの良い試合となった。しかし、このチームの貧打はかなりの深刻なものであり、4回までヒットが一本も出ない状況であった。それでも何とか4回に一点を返す。それ以降は全く試合が動かない状況になったが、野球のドラマは9回に待っていた。ランナーを貯め、6番松井が何とか低めの球を救い上げ、外野に運びその流れに乗るかのように普段はダッシュをしない聖火ランナー山本が同点とした。さらに、秦野の次の塁を狙う姿勢、全員のつなぐ意識で2アウト満塁とし、監督へとつなぐ。その思いをくみ取ったかのように監督のフルスイングしたバットに鈍い音を残し、レフトへ放物線を描き宗賢初のグラウンドスラムとなった。
試合後の記録に残らない試合で、山本は最近縦気味に落ちるスライダー、謎に今日はしっかり落ちたフォーク、シュート回転のストレートを打者に投げ込みそこそこの感じで終えた。MVPはもしかすると彼なのかもしれない。思い出したので書くが、キャッチャー松井はキャッチャーフライを2つ好捕し、投手を助けた。ひょっとすると彼もまたMVPかもしれない。