試合結果詳細

今季最終戦でもあり、秋元監督としての最後の試合ともなる練習試合。
相手は、初顔合わせとなる逆井トリケラトプスさん。10代～20代前半のメンバーを中心とする若いチーム。
試合前の練習を見ても、かなり手ごわそうなイメージのチームだが、、、トリケラトプスさん先行にてプレイボール！

1回表では、木村さんが3つのoutを全て内野フライに切って取り、調子の良さと球の伸びを感じさせる最高のピッチング。
裏の攻撃では、1.2番が連続出塁の後、4番の雨宮さんが球足の鋭いゴロで三遊間を抜き、1out満塁と一気にチャンスを拡大。岡野さんの鋭いレフトフライに先制を思わせたが、相手の完璧な中継プレーの下に、3塁走者がホームタッチアウトでWプレーとなる。

2回表では、さらに木村さんのギアが上がり、1点は先制されるものの、最少失点でまとめる。
裏の攻撃では、菅井さんがチーム初長打となるセンターへの2ベースH。続く石川さんは、チームバッティングの流し打ちで鋭いライナーを放つも、惜しくも打球はファーストのグラブに収まり、飛び出したランナーもoutとなり、痛恨の2イニング連続のWプレー。

3回以降は、緊迫した投手戦となり、見せ場は4回の裏の誠球会の攻撃。
相手のエラーと、またしても絶好調の菅井さんの2ベースHで2out 2・3塁とチャンス拡大。本日をもって、監督としては最終戦を迎える秋元監督に絶好の見せ場が訪れる！
いつもはクリーンナップを打つ我がチーム一番の飛ばし屋が放った火のの出るような一撃は、、、相手ピッチャーの素晴らしい身のこなしで、ライナーはグラブの中へ。。。

こればかりは、相手を褒めるしかない状況だったが、もし抜けていれば2点は確実な場面であったため、結果としてはその後の試合展開を大きく左右するシーンだった。
やはり若いチームの怖さというか、素晴らしさというか、このBIGプレーがきっかけとなり、次のイニングで大きく試合が動き出す。

5回表の頭からは、投手は橘谷さんへスイッチ。最近の練習でもメキメキと頭角を表し、誠球会のセットアッパーを目指す剛球右腕。さて、課題のコントロールは…。
結果としては、四球が絡むなど悔しい状況でマウンドを土井に譲ることとなったが、今までの試合よりも確実にボールがベース付近にまとまってきている。
キャッチャーが姿勢を大きく変えて補給する回数は大幅に減り、スライダーでもストライクを取れるようになったのは、大きな収穫！

ノーout満塁からの厳しい状況からの登板となった土井だったが、いきなり3塁線を抜かれる鋭い当たりの2ベースHを許すなど、火消しに失敗。。。
全く手を抜くことなく、ここぞとばかりに一気に畳みかけるトリケラトプスの前に、成す術なく計6点を許すBIGイニングとなる。

5回裏の誠球会の攻撃。
普段ならこのまま、万事休すとなり一方的にやられてしまう展開だが、今日は何か違う。強敵相手にも集中力を切らさず、先頭バッターが打ち取られた後に、1・2番がじっくりと球を見極め四死球で連続出塁。その後は、クリーンナップが好投手相手に打ち取られるが、何としても逆転するという想いは切らさない。

6回と7回の守備では、普段とは違うポジションを守る選手も多い状況の中で、エラーや四球で試合が崩れることはなく、強敵を抑え込み連続無失点で締めくくったのは、各々が大きな自信となったはず。
攻撃面では、最終回に2者連続で盗塁の失敗があるなど、走塁の課題は残したが、相手捕手の強肩に阻まれたところも大きいため、諦めずに今後もスタートを切り続けていきたい。スタートを切らずして成功はなし。
結果を恐れずに走ることで、相手バッテリーにかけるプレッシャーは大きくなり、それ自体が武器になることも忘れたくない。

総括としては、負け惜しみではなく、点差ほどの差を感じない試合運びであったと思う。
走攻守の実力、一気に試合を決めにいく集中力、投手力の高さ、正直どれをとっても相手チームの方が上であった中で、BIGイニングの6点を除けば、互角に近い戦いであった。
チームのヒットは、3本と少なめであったが、ヒット性の強い当たりも多く出ていた。チャンスも数多く作る中で、相手の高い守備力に阻まれた印象が強い。
ストライク率の高い相手投手陣から、ねばりながら8個の四死球を奪い取ったことは、大いに評価できる。強い相手と戦う時には、ヒットは中々出ないもの…。
そういった相手に対してどう戦うのかを考える時に、今日の試合はとても参考になったのでは？

【本日のMVP】
◆菅井さん：何といっても、2本の2ベースHが印象的。「なかなか打てなそうだなぁ～」という試合の雰囲気を変えてくれた貢献度は抜群でした。守備の安定感もUP！
◆土井：4打席連続の四死球での出塁と、好バッテリーとの駆け引きの中で、3度の盗塁成功。投手としても、最後の2イニングは連続無失点でまとめ、攻守に活躍！

【特別表彰】
◆秋元さん：笑顔あふれるチームに育て上げてくれた功労者。子だくさんパパの立場でありながら、チーム運営やオーダーの作成なども頑張ってくれました。これからは、選手として大きな背中でチームを引っ張ってください。