試合結果詳細

【殊勲】成徳
４回３安打無失点好投と特大２ラン

【敢闘】渕
流れ作る先制打と強肩捕手から２盗塁

【技能】小島K
今季初出場で２打席２安打２打点

■３投手と強肩捕手でバッテリーが整ったチーム相手に、初回にいい流れを作り、以降相手ミスで点ももらいつつ、寄り切った。
■勝因はなんといっても若手からベテランへの２投手のリレー。先発・成徳は、スピードをぐっと抑えコントロール重視の安定好投。４回を散発の３安打と１四球で危なげなく無失点に。２番手は、今季初登板で、昨年も１試合２イニングだけという「本職外」の櫻井。６回にはエラーも絡んで、距離のないライトへ特大の３ランを浴びたが、あとは、微妙な急速差で老獪に打って取った。
■打っては初回の攻撃で圧倒したのが大きかった。いきなり、牧野が中越え三塁打のあと、３番に入った渕が軽く先制打でここまでで完全に流れを呼び込んだ。続く成徳が敵失から、小島Kの左前適時打で３点目。さらに、新田（助）四球のあと、雨本入れ替わりから盗塁への送球エラー、キビタ敵失と、ミスで２点もらった形で初回に５点リードした。
■２回は3凡。3回は2安打出るも無得点。相手先発速球派からスイッチした２番手は緩急タイプ。４回、熊崎四球、牧野がこの日２本目となる遊安、櫻井四球、成徳敵失で１点、さらに満塁から、新田（助）四球で押し出し２点目。
■そこで大きく引き離したものの、6回表に3点失い、７－３と相手が追撃ムードになったところでその裏。相手3番手から、渕が四球、続く成徳が、レフトへ特大の2ラン。柵はなかったが、審判が「認定だから歩いていいよ」と言ったほどの飛距離だった。
■最終7回の守備は、「内野手」櫻井がスイングアウトの三振も奪い危なげなく締めた。
■この日良かったのは、７四死球につながったボールの見極め。それぞれ、特に速い球をよく見切っていたのが打の勝因。
■そこそこの投手3人から8安打はまずまず。しかし、もらった得点が多かったので、相手ミスがなかったら競った試合になっていたはずで、結果におごらず、各自の課題を次につなげていきたい。