試合結果詳細

■20代の、凄みはないがキビキビした活きのいいチームを相手に、創設２年目27試合目にして初めて完封されはしたが、締まった投手戦で気持ちいい開幕戦となった。北爪は肩の不安でスライダーを封印、カーブとのコンビネーションで４回を２安打自責ゼロの好投。ピンチでギアを入れ速球が冴えた。２番手沖も安定感でヒットらしいヒットは打たれず打妨に重盗が絡んだ１失点のみ。この相手の作戦、超俊足の二走が最初から一気にホーム狙う走塁で、一走がディレイ気味でセカンド送球の間に得点した。見事なプレー。
■打っては、相手先発のフォームの割りに終速が落ちないまっすぐと、曲がりが遅く速いスライダー、微妙に来ないツーシーム？に手こずる。初回は、北村四球二盗のあと、創設以来初めて4番以外に入った2番の平井が、いかにも2番らしく一二塁間を速いゴロで抜いて今季チーム初安打。続く沖の定位置やや前のセンターフライで北村タッチアップも、好返球で無得点。2点を追う6回には、志波四球、斎藤がショート後方に落とし一打同点のいいムードだったがそこまで。相手2番手投手を掴まえきれなかった。
■慣れないセカンドに入った熊崎が、再三の安定守備が好材料。キビタが唯一の長打含むマルチで気を吐いた。取り入れたセカンドけん制もそれなりに機能。試合ごとに制度をあげていくよう積極的に試みたい。あと、開幕戦の締まった心地良い緊張感溢れるプレーを、暑い夏になってもだれずに持続していくのが課題。