試合結果詳細

「死闘の果てに」…5年生大会:新人戦 両新田レオーズ戦

5/26 朝…いよいよ待ちに待った決戦を迎えようとしていた。

前日の土曜日、ベアーズの大半が所属する瀬崎小学校では、春の大運動会が開催され、選手は久しぶりに野球から離れ、リラックスムード。
本来であれば、決戦前日…試合に向けて、猛練習といきたいところであるが、学校行事には逆らえない。
考えてみれば、意識し過ぎる相手の事を忘れる事も重要だったのかもしれない…。

そんなリラックスムードも漂いながら始まるこの決戦。

せざきベアーズ vs 両新田レオーズ…東武鉄道杯出場もかけた草加市スポーツ少年団の5年生大会:新人戦の準決勝。

決勝進出はもちろんの事、今日この準決勝に勝利しなければ、東武鉄道杯出場も失われる…。

先週の準々決勝戦の戦評にも記載したが、このベアーズ：5年生主体のチーム…昨年の低学年チーム時代、練習試合から勝利を積み重ねて常勝軍団となりつつあった。
しかし、そんな中でスポ少大会において常に行く手を阻んできたのが、王者：両新田レオーズ！

春と夏のスポ少大会、優勝候補の一角に挙げられながら、共に1回戦で当たるというくじ運の悪さ…そして結果、両試合共に惨敗(~_~;)。

この雪辱を晴らす為、ヘッドコーチから今年度監督に就任した米窪監督。

この日限りは、必殺のなめこの神様も封印し、ベアーズの力を信じて戦うことも決意！

更に朗報が…
首脳陣の一人である阿部コーチが選手として所属する会社野球部:DOG STARSが5/26の健保組合のトーナメント大会：準決勝にて0：4から逆転サヨナラ勝ちで次週の決勝進出が決定！
※詳細はWEBで！
http://www.kusaon.jp/team/dog_stars


子供の運動会をサボってまで、向かった試合。
子供と「ベアーズと一緒に優勝しよう！」…誓い合った約束を守る為、劣勢の試合展開ながら最後まで諦めずに戦った結果、逆転サヨナラ勝ち…この勢いをベアーズに持っていける。

ちなみに後で聞いた話であるが、もし負けていたらレオーズ戦のベンチには入れてもらえなかったらしい…
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘


そして、低学年チームの監督である大沢監督をブレーンとしてベンチに入れ、子供達の力を分析して、作戦を練るのであった…。

まさに必勝体制で臨む…「死闘の果てに」

この後、じっくり紹介しよう…！

まだまだ長いよ…今日の戦評は(#^.^#)

読んでくれている「あなた！」お仕事…そして家事は大丈夫ですか(笑)

ここで、一息…コーヒーブレイクを！




【試合戦評】
試合1時間30分前には、試合会場であるそうか公園グラウンドに到着。
そして、遅れて赤い帽子にブルーの獅子…王者：両新田レオーズも到着。

双方が試合前の入念な練習を開始。

そしてベアーズベンチ…試合開始1時間前、メンバー全員を集合させて、早々とスターティングメンバーが発表された。

5年生主体のチーム…ここまで今期6試合程度。
試合感の不足が否めないが、4年生も加わるチーム編成の中で、あえて米窪監督が選んだ先発は、低学年チームのエース:マナヤ！
幼稚園の年中組から、早くもベアーズに所属。4兄弟の内、3人が全てベアーズに所属…家族揃ってベアーズ中心の中、まさにベアーズの申し子である三男。

王者に対して、どんなピッチングをしてくれるのか…。

8：24 ついに試合開始。

先攻はレオーズ。
1回表 レオーズの攻撃。

1番バッターは、ショート内野安打で、いきなり出塁。
2番バッターが打席に入り、いきなり盗塁。そして四球でノーアウト1.2塁…いきなりピンチのベアーズ！
3番バッターは、アウトに仕留めるが、この間にランナーは2.3塁。
1アウトから、4番バッター登場。
早くも仕掛けてくるレオーズ。
2球目にスクイズ決行…3塁ランナーが返り、更にピッチャーのマナヤが拾って、ファーストに投げる間に2塁ランナーも3塁を回って、ホーム突入！

いきなり2点先行された…と天を仰ぐベアーズベンチ…。

しかし主審から意外な声が…「反則打球でバッターはアウト！…そして、ランナーも戻って！」

そう…バッターがスクイズの際にバッターボックスから足をはみ出してしまっていたのだ…。

ついてる、ベアーズ σ(^_^;)

続く5番バッターは、キャッチャーフライに打ち取り、3アウトチェンジ！！

初回の猛攻を防いだベアーズ！
そして4番バッターに初回からスクイズを決行したレオーズ…王者の攻撃としては、焦ったか…。

1回裏 ベアーズの攻撃。
初回のピンチを乗り切った流れを、持ってきたい…。

1番バッターの俊足ナオトが四球を選び、ノーアウト1塁。
一気に盗塁で進塁させたい…。
しかしレオーズの先発は左ピッチャー。
ナオトの足であれば、投げ始めてからで充分間に合うにもかかわらず、相手ピッチャーの牽制におびき出されてしまう… ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘

結果、挟殺プレーとなり、タッチアウト


さすが試合巧者のレオーズ。
細かい動きに無駄がなく、そつかない！
この辺が王者たる所以か…。

1アウト後、2番バッターのタクミはサードゴロで2アウト…3番バッターのジュンペイは三振で3アウトチェンジ。

2回表 レオーズの攻撃。
6番バッターを三振に仕留め、1アウト。
7番バッターには、四球を与え、かつ盗塁で1アウト2塁となるが、続く8番をセカンドゴロ、9番をキャッチャーフライに仕留め、3アウトチェンジ！
落ち着いた投球を魅せるマナヤ、4年生とは思えない落ち着き…ナイスピッチング！

このマナヤの好投に応えたいベアーズ打線。
米窪監督から檄が飛ぶ…「4年生のマナヤが頑張っているんだ！ 点をとってこい！」

この言葉に応えたのが、4番バッターのカズキ…そう、マナヤの兄貴である。
2球目をライト前ヒット！
そして、盗塁でノーアウト2塁のチャンス！
そして続く5番バッターのタクマ.i、6番ショウタが連続で四球を選び、ノーアウト満塁のチャンス！

このチャンスにバッターは7番マナヤ…自ら先制の一打となるか。

ここでレオーズは、ピッチャー交代。ファーストがピッチャーに、ピッチャーがファーストに。
勝負どころと思ったか…レオーズ。

力で抑え込む速球に当てただけの打球はファーストのファールフライで1アウト。

ここで8番のヒコマが登場。
2球目を叩いた打球は、サードゴロ…これを相手サードがつかんでホームに送球するが、3塁ランナーのカズキの足が一瞬早く、セーフ！
ベアーズ、待望の先取点GET!
1：0
ヒコマもセーフとなり、なおも1アウト満塁とチャンスが続く…。
次のバッターは9番。この日5年生主体のチームに初めてスタメン出場となった4年生のリュウヤ。
負けん気の強さが顔に表れるが、結果は三振…残念、次は頑張ろう！

2アウト満塁となり、1番バッター：ナオトの打席。
警戒し過ぎか、相手ピッチャーの投球はノースリ…。
ベンチのサインは「待て」…四球を狙うが、ここから2球続けてストライク。
この苦しい場面で簡単にストライクを取るレオーズのピッチャー…さすが、王者のエース、心も強い！
しかし、常に高学年チームでレギュラーのナオトに取っては、見極められるスピード。
結果、相手ピッチャーの6球目が外れて、押し出しの四球！
タクマ.iがホームに返り、ベアーズが更に追加点をGET!
2：0
次のバッターは、2番のタクミ。
ベンチに居るオヤジの視線を背中で感じながら打った打球はサード…しかし相手サードが痛恨のエラー！ この間にショウタとヒコマがホームに返り、追加点！
4：0

続くバッターは3番のジュンペイ。オヤジ譲りのなめこ栽培のように、粘って四球…5点目をGET!
打者一巡の猛攻で一気に5：0

そして2アウト満塁にて、頼れる4番：カズキ。
3球目を捉えると、ライトへ！
しかし相手ライトが掴み、3アウトチェンジ。

一気にビッグイニングとなったベアーズの2回。
ベンチも応援席も賑わいをみせるベアーズ！

3回表 レオーズの攻撃。
点を取った後、なんとかこの回だけは0点に抑えたい。

しかし試合巧者のレオーズ…先頭バッターの1番バッターは、いきなりレフトにヒット。

2番バッターは、四球で出塁…そして盗塁でノーアウト2.3塁。
3番バッターは、サードゴロ…しかし3塁ランナーを気にし過ぎたか…タクミが掴むが、間に合わず、ノーアウト満塁となる。
ピンチのベアーズ。

頑張れ、マナヤ！

そして4番バッターとの勝負は、走者一掃のスリーベースヒット。
5：3

しかし、ここからマナヤが踏ん張る。
5番バッターに四球を与えるが、続く6番バッターをピッチャーゴロ。
そして7番バッターの打球はセンターを襲う…

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘

キャプテンでセンターのタクマ.iが、この打球に追いつき、3アウト！
なんとか、3点に留めたベアーズ。
しかしレオーズは、やはり強い…取られた後、すぐに点を取り返す。
5点差が、一気に2点差。

まだまだ、この試合どうなるか、わからない！

ここからが本当の勝負…この死闘を制すのは、ベアーズか…それともレオーズか…。

3回裏 ベアーズの攻撃。
取られたら、また取り返したいベアーズの先頭はキャプテンのタクマ.i。
初球を叩くが、センターフライで1アウト。
続くバッターは、6番ショウタ。
これまた積極的なバッティングはポテンヒットで出塁！
そして7番マナヤ。
初球、ショウタが盗塁を成功させ、1アウト2塁のチャンス！

追加点が欲しい場面で、マナヤがセンター前ヒット！
一気にショウタが3塁を回って、ホーム突入…セーフ！
6：2

1アウト1塁のチャンスが続く。
ここでバッターは、8番ヒコマ。

力自慢の腕で振り回されるバットは、木製バット！
そして打った打球は、ライト前ヒット！

更にチャンスが広がり、1アウト1.2塁。
このチャンス…リュウヤに代打：シュウマで勝負にでる米窪ベアーズ！

代打のシュウマは、3球目を叩くとサードゴロ…2塁走者のマナヤがアウト。
走者が入れ替わった形となり、2アウト1.2塁。
1番に戻って、バッターはナオト。
四球で2アウト満塁のチャンス！
ここで先程、相手エラーで出塁した2番バッターのタクミ。

しかしファーストのファールフライで…バットも眠ったまま、(( _ _ ))..zzzZZ…3アウトチェンジ。

3回を終えて、6：3。

点差を埋めたいレオーズの4回表の攻撃。
しかし、強打レオーズに再び立ちはだかったのが、ピッチャーのマナヤ。
7番から始まった打線を、キャッチャーフライ、三振、そしてサードゴロをタクミが華麗にさばいて、3アウトチェンジ！

4回裏 ベアーズの攻撃。
3番バッターのジュンペイから。
しかしキャッチャーフライで、1アウト。
続く4番バッターのカズキは、サードゴロで2アウト。
5番タクマ.iもサードゴロ…しかし、これを相手サードがエラーで出塁。
このチャンスに6番ショウタ。
初球にタクマ.iが走り、2塁まで進塁するが、ショウタはショートフライ…3アウトチェンジ。

5回表のレオーズの攻撃。
反撃を試みるが、またしてもマナヤ…そしてバックの面々がフォローする。
2番からの危険な打線…先頭バッターをレフトフライ、続く3番をセカンドフライ、そして4番をショートフライに…
ナイスピッチング、マナヤ！
ナイスプレー、ベアーズ！

そして最終回に向けて、更なるリードを広げたいベアーズ…5回裏の攻撃は、7番マナヤから。

そのマナヤがピッチングだけでなく、バッティングにもさえを魅せる。
初球をセンター前ヒット！
お見事、マナヤ！

8番ヒコマは、四球。

ここで9番バッターのシュウマに代打：チュウマ。
かなり良いバットを使っているが、球が当たらなくては…まあえなく三振。

先頭に戻って、バッターはナオト。相手エラーで出塁する。
続くバッターは、2番タクミ。
今度こそ、とベンチで祈る大沢コーチ…そう、親子である。

そして5球目…ピッチャーゴロ ！(◎_◎;)
3塁ランナーのマナヤは、ホーム突入でアウト。

そして
続く3番バッターのジュンペイは、ライトフライで3アウトチェンジ。

ここで時計を見ると、試合開始から1時間27分…。

6回突入…である。

双方にとって最終回。

いよいよ死力を振り絞る時がきた…。

マナヤも、かなり疲れてきた。

ベアーズベンチで首脳陣の三人が会話する…

「一人ランナーが出たら、ピッチャーをカズキに代えよう…」

答えは出た。

そして、レオーズの攻撃。

この回を抑えたら…そんな事を考えている矢先、先頭バッターが四球で出塁。

迷わず米窪監督がベンチを出る…審判に交代を告げる。

「ピッチャーカズキ！」

米窪監督が勝利の方程式に選んだ兄弟リレー…。

勝負に出たベアーズ！

しかし、ここからレオーズも最後の底力を発揮する。

6番バッターの際に盗塁で、ノーアウト2塁。
そして四球で、ノーアウト1.2塁。
更に出塁した1塁ランナーに代走…。

果たしてどんな策がレオーズに残っているのか…。

試合再開…7番バッターの打席。

そしてレオーズが取った勝負は、ダブルスチール！

ノーアウト2.3塁のピンチ。

絶対負けられない戦い…カズキも踏ん張る。

7番バッターをファーストフライに打ち取り、1アウト2.3塁。

しかし…続く8番バッターの打球はライトへ…((((；ﾟДﾟ)))))))

2.3塁ランナーがホームに返り、2点差に追い上げられる…。

6：4

更に代打で攻めてくるレオーズ！

頑張れ、カズキ！
頑張れ、ベアーズナイン！

ベンチからの声も更に大きくなる。

そして代打のバッターの打球は、ファーストゴロ…これをヒコマか取って、アウト！

とうとう2アウトまできた…あと一人で勝利！

息を呑むグラウンド。

全員が見つめる中…1番バッターが打った打球がサードに…。

これをタクミが取って、ファーストに送球…

ファーストのヒコマが、送球をキャッチ…

1塁塁審が告げる…「ヒズ アウト！」

そして主審の声…「集合！」

ゲームセット！

勝った……。

きたぁ〜〜〜〜〜！！！

ベアーズ、決勝進出！

そして…念願の東武鉄道杯、出場決定！！！

興奮冷めやらない中、両チームのメンバーが挨拶を交わす…両新田レオーズのメンバーも泣いている子もいる…双方共に死力を尽くしたのだ。

ベアーズのベンチ裏、高学年のメンバーもいる…そして高学年、低学年の首脳陣と抱き合って喜ぶスタッフ！

とうとう王者:レオーズを倒したのである。

良く頑張ったベアーズのメンバー。
グラウンドに出て戦っている子供もベンチで応援し続けた子供も、本当に良く頑張った！

中でも、5年生主体のレオーズに対して、先発して5回1/3まで投げきって勝利投手となったマナヤ…この試合のMVPである。

過去、レオーズに対して、先発ピッチャーが四球で崩れ、そこにつけ込まれて大量失点を奪われて敗戦。

これを失くすべく、なるべく四球を出さないピッチャーとしてマナヤを選択した米窪采配の勇気。

そして、そのマナヤをピッチャーとして育てた低学年チームの大沢監督。

そして…そのマナヤをバックで支えた守備陣…ほぼノーエラーである。

その結果、最小失点に抑えることが出来た…。

そして…その内野陣を作り上げたのが、高学年ヘッドコーチの金澤コーチである。

考えてみれば、この5年生…3年生の時から、金澤コーチのノックで育てられ…そして2年後、高学年チームの一員となり、再び6年生のメンバーと一緒に金澤コーチのノックで日々練習を行ってきたのである。

高学年の先輩を目標に…そしてライバルにして、切磋琢磨してきた5年生。
そして、その5年生と一緒に頑張った4年生以下のメンバー。

しかし高学年チームでは、ほとんどがベンチスタートのメンバーであり、4年生との合同練習も1回程度…まさに日々の練習の成果が形となって表すことかできたのである。

また守備だけではない…バッティングも、ヒットだけでなく進塁させるゴロを打つなど、普段から浦崎コーチに投げてもらって指導をしてもらった日々かあればこそ。

だからこそ、首脳陣全員が喜びあえるメンバー…。


そして…レオーズ、やはり強敵だった。
ピッチャーは、スリーボールまでいっても、確実にストライクを入れるコントロールがあった…。
守備陣も、一人一人が良く野球を知っている…。
緻密な野球ができるレオーズ…やはり今後も5年生主体のベアーズナインにとって、強敵であることは変わらない…。

しかし今日、このスポ少5年生大会：新人戦において、レオーズを倒して決勝進出…そして東武鉄道杯進出を決めた事は本当に嬉しい！

この後、落ち着く間もなく決勝戦(vs 谷塚グレートジャガーズ)に臨むベアーズナイン。

一気に優勝に突き進もう！

まずは東武鉄道杯進出…おめでとう！

胸を張って、10月の大会に出場しよう！

そして…この後の決勝戦、優勝を勝ち取ろう！

死闘の果てに勝利をつかんだ5年生主体のメンバー…まさに常勝軍団の幕開けである。


乾杯…♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪