試合結果詳細

ダブルヘッダーの2試合目は、名門メビウスさん。練習会場が同じ新町小ということで、一緒に練習したり、助っ人に来てもらったりする旧知の仲だ。しかもずっと鶴ヶ島のトップリーグを牽引していた憧れのチームだ。

この試合も全米も注目する対戦カードということで、アルプススタンドでは、熱い応援が鳴り止まない。

この試合も先攻を選んだスターバッカス。
初回、相手投手の立ち上がりを攻め、7点を奪った。
試合の合間に、セーフティーバントを秘密特訓し、すぐ結果に繋げた#24。指導した#10の教え方がすこぶるよかったようで、2本とも成功した。
またこの日、元名門校サッカー部三軍OB(今冬選手権出場校)で、オランダ代表に選ばれる夢を持っていた#14にも、今大会初ヒット初打点がうまれた。

しかし、ここで反省会だ。
なんと、#14は、スパイクをまだ買っていないという。かつて、ビッグボスがLINEで送ってくれた練習中止を見落とし、1人でぽつんといたり、ユニフォームパンツを買い忘れたりすることがあった。しかし、そんなおっさんは、屈託のない笑顔で難を免れている。
「もはや、みんな、こんなぼくをネタにしてくれてありがとう。これからも朝から試合や練習に行けるように、ぼくがんばるね。」とぶつぶつ言いながら、でもはっきりと力強く自転車で帰宅したらしい。

こんな愛嬌たっぷりのメンバーがいる中で、スターバッカスの1、2を争う俊足の#24と#21の中に亀裂が入ったとか入らなかったとか。

では、日本中がざわついたそのシーンを振り返ろう。
#16(※個人の感想です)にインタビューしてみた。
「あれは、確か4回だったと思うんですよ。#24が#10との練習の成果を生かし、バントヒットを決めたじゃないですか。盗塁王を目指すって意気込んでいたのに、#21は、#24が走った瞬間、盗塁阻止だけじゃなく、誰もマネできないトリッキーな技を決めたでしょ。だから盗塁王争いで色々あるのかなって。ぼくが言ったって言わないでくださいね！絶対言わないでくださいよ！絶対ですからね！でも、あれはすごいですよね。#24も感嘆の声をあげていましたよ。なんだかんだ、みんな仲いいですよね！」
あくまで、個人の感想である。

投手陣も頼もしい。
#20の好投で、速球王#21もいよいよ本気になった。
佐々木朗希が完全試合を達成したあの日、佐々木は、
「ぼくの憧れはスターバッカスさんの#21なんです。あの速球に憧れ、野球を始めたと言っても過言ではありません。」
そんな#21の速球は会場、いや鶴ヶ島中、いや日本中、いや世界中を魅了したに違いない。
#23もエースとして、ブラッシングを身につけつつある。今後の成長に期待しかない。

今日は、相手チームのセンター#1の度重なる好捕でヒット3本を失ったものの、攻撃面ではチームの長所が随所にみられた。
守備面では、現時点での失策王#5が不在の中、失策がいくつかあったので、次に生かしたい。
特に、グローブに当てることなく類稀に見る綺麗なトンネルをした#9は、試合後のコメントで、
「あれは、ファールです。誤審です。なんでVRないんですか？」とキレていたとか。

スコアブックを見て思ったことは、四死球で大量得点のあった初回がなければ、実は接戦だったということだ。

2試合連続で緊張感のある試合を経験できたことが、今後につながるであろう。

未だ負け知らずのスターバッカス。
#8は、「負けるってどういうことでしょうね。このまま30年くらい連勝していきたいなぁ。」と言っていたらしい。

大阪桐蔭や浦和学院、常総学院等からも練習試合を申し込まれているスターバッカスの快進撃は止まらない。