試合結果詳細

【第17回相模原市少年野球ジュニア大会・北部地区代表選抜戦：５年生以下】
心配された雨もやみ、ジュニア戦本戦の最後の切符をかけて、すすきの子ども会野球部さんと対戦しました。
激戦になることは予想はしていましたが、想像以上の打撃戦、すごい試合になりました。

先発の仁は初回、抜群の制球を見せました。すべてのバッターにファーストストライクをとり、有利なカウントにして無失点におさえる上々の立ち上がり。

1回裏の攻撃、晃希のショート内野安打、慶太のレフト前ヒットから、ワイルドピッチで先制。
このまま当麻田に流れがくると思われた2回、2つのエラーとパスボールで追いつかれる。

2回の攻撃は、奈央、隆裕、真人がしっり打球をとらえたが、すすきのさんの内野選手の固い守備に無得点。
3回の守りもミスでむかえたピンチに2ランスクイズを決められて逆転をゆるす。悪い流れ…

ここで監督がゲキを入れる。
「この回は1番からの好打順。この回に追いつかないと負けるぞ！勝負だ！」
これで皆の目の色が変わりましたね。
9番の隼一はセカンドへのボテボテのゴロを打ちましたが、武器である俊足で駆け抜けてセーフ。口火を切りました！
隼一はすかさず盗塁を決めると、敦宏がショート内野安打。
続く晃希がサード線へのゴロ、これがタイムリー内野安打に。
無死2・3塁とし、慶太が左中間真っ二つの同点の2ベース！

1アウト2・3塁となった場面でバッターは奈央。ここで勝負をかける！
初球の外角よりにきた難しい球を見事なスクイズ！ピッチャーがファーストへ送球する間に翔馬が好走塁で2点を追加し、逆転に成功！このプレッシャーに奈央は大仕事をやってのけました。

次の回、仁もナイスピッチだったので、このままの流れで終わるかと期待しましたが、やはり、すすきのさんの強打が本領を発揮しました。
最終回となる5回、先頭バッターを四球で歩かせる。
監督がすかさずタイムをとり、続くバッターはサードゴロで1アウト。
ヨシッ！と思った矢先に、2塁をオーバーランしたランナーに気がつかず、慌ててサードへの送球が悪送球になり失点。まだ1点リード。

続くバッターはこの日2安打。初球のストライクをミートし、強い打球がサードへ。晃希がうまくさばいて2アウト。
これで決したかと思ったのもつかの間、すすきのさんの4番5番がサードとセンターへの強打で同点とされると、6番バッターに左中間をぬける長打で2アウトから逆転をされてしまう。

しかし、仁が気持ちを切らさなかったことが、次の攻撃につながりました。
ズルズル行きそうな場面でしたが、続くバッターを三振にとり、これ以上の失点を与えませんでした。
これが大きかった！

そして、最終回の攻撃。
慶太はサードへの平凡なゴロ。しかし、慶太は一生懸命かけぬけました。結果は捕球エラーでセーフ！
盗塁を決めると、4番翔馬。翔馬は2球目のストライクをしっかりレフトに打ち返し、同点。素晴らしい集中力！

翔馬は盗塁を決め、1アウト2塁。
このサヨナラのチャンスにバッターは仁。
そして、ついにこの瞬間がきました。
1ボール2ストライクとなった4球目、レフトへあがったライナーがグングンのびてレフトの頭上を超える！！

なんとなんと、逆転につぐ逆転のシーソーゲームは、仁のサヨナラ2ベースで、当麻田野球部が勝利をすることができました。

先週のくやしい経験をバネにして、一人一人があきらめることなく全力を尽くした結果が最高のかたちとなりました。
勝ちたいという気持ち。ボールボーイも、応援の選手も、この気持ちで皆が一つになりましたね。
今日はすすきの子ども会野球部の選手もすばらしかったし、当麻田もすばらしかった。
両チームの選手に、感動をありがとうと言いたいです。