試合結果詳細

待ちに待った開幕戦。
昨年、5-18と大敗したUtansにリベンジを挑んだ。

今日は風が強く、荒れた試合になる予感。

先後じゃんけんで鮮やかに先攻を勝ち取り、いざプレーボール。

初回、Allstars打線はあっさりと三者凡退に倒れると、裏の守備が乱れ先制を許す。
しかし前回の大量失点を思えば、1失点で済んだのは上々の立ち上がりといえるだろう。

反撃といきたい2回表、五番・西舘に待望のチーム初ヒットとなる二塁打が飛び出すが、後が続かず0点に終わる。

すると2回裏、Utansの怒濤の攻撃にあい、二つのエラーも絡み4失点と点差を広げられる。

3回にも2失点し、スコアはあっという間に0-7に。

アークスリーグにコールドはない。
もちろんAllstarsの辞書に「降参」の文字もない。
あきらめないナインは、5回表、ついに反撃を開始する。

代打・正賀が左中間へのヒットで口火を切ると、松田がピッチャー強襲ヒットでつなぐ。
1死一・二塁で打順は一番に戻り、古賀。
このグラウンドはライトの先が小さな土手のようになっており、そこを越えれば柵越えとなる。
ベンチの期待が高まる中、古賀は見事に応え、3ランホームラン！！

久しぶりに柵越えの正真正銘ホームランを見た。

3-7となり、まだまだわからないという空気に変わる。

一方、先発・松田はこのあたりから本来の調子が出てくる。
内野ゴロの山を築き、4回以降を無失点に抑える。

3-7のまま迎えた最終回。
代打のキムと毎田が四球を選びチャンスを作ると、2死一・二塁から佐々木がセンターへのタイムリーヒットで4-7。
入れ替わっていた二塁ランナーの柴尾が好走塁を見せた。
続いて桑下もセンターへのヒットを打ち、同じような展開…だったのだが、二塁ランナーの毎田は思いの外足が遅かった。
悠々ホームでアウト、試合終了。

最後の最後に今日一番の笑いが起きた。

リベンジで勝利とはならなかったが、楽しい開幕戦だった。

今日のMVPは二人。
一人目はもちろん、3ランを打った古賀。
悪い流れを変える、気持ちのいいホームランだった。
そして二人目は、急遽キャッチャーを務め、打でも2安打1四球1盗塁の大活躍だった西舘。
背番号13番のRickson Gracieがよく似合っていた。

珍プレーは、最後の毎田の迷走塁。
名付けて「暴走特急各駅停車」。
結局この人が全部持っていった。

野球って楽しい。
今年のAllstarsが始まった。