試合結果詳細

真夏のような暑さが残る正午のプレイボール。
今季のリーグ戦初勝利を目指してゲームが始まった。

初回、先攻で作った満塁のチャンス。
エラーで1点先制したあと、6番佐々木のセンター前タイムリーヒットで1点追加。
連敗脱出に向けて幸先のいいスタートを切った。

その後、一、二回の裏に1点ずつ失い、スコアは2-2の同点となるが、今日の試合は締まっている。
お互いにランナーを出すが要所でナイスピッチングやファインプレーが飛び出し、次の1点が入らない。

同点のまま迎えた七回表、相手の四番手ピッチャー相手に無死満塁のチャンスを作ると、バッターは今日唯一の打点を挙げている佐々木。
今日一番の見せ場で、やってくれた。
センター前ヒットで勝ち越し！
さらに敵失で3人還り、尚も無死一・三塁とチャンスは続く。
福島が二盗で相手のエラーを誘う間に三塁ランナーの家永も還り、スコアはあっという間に7-2となる。

ここで満を持して登場するのが、代打・伊藤。
堂々たる佇まいで相手ピッチャーも怯んだのか、2ボールとなったところで、まさかの宣告が。
グラウンドの残り時間が10分を切り、そろそろ終了しますか？とのこと。
せめてこの打席だけ最後までとお願いし、さあ打って終わろう！と意気込むベンチ。
2ボール2ストライクからファウルで粘った6球目、インコースのボールを打ちに行ったら見事に左腕にヒット！死球で大爆笑の幕引きとなった。

せっかく5点取り勝ち越したのだが、裏の攻撃まで回らなかったため大会規定により六回裏までで試合終了の扱いとなる。

アークスリーグの公式記録としては2-2の引き分け、連敗脱出は惜しくも次回へ持ち越しとなった。

今日のMVPは、3安打2打点、珍しいサードの守備でも大活躍だった佐々木。

今日のファインプレーは、二回と六回の絶体絶命のピンチの場面で飛び出した、レフト・家永の猛ダッシュキャッチ。
どちらもチームを救うプレーとなった。

今日の珍プレーは、一死一・二塁のピンチの場面、ショート・古賀のセカンドへの「優しすぎる送球」。
トスするよりも優しかった。

公式には勝利とならなったが、いい試合だった。