試合結果詳細

先週から連戦となったアークスリーグ、今週は毎年対戦しているMONSTERS。
直近の試合では大差で圧倒された相手でもあり、苦戦が予想された。

Allstarsは9人ギリギリの予定だったが、事情を察した寺田が急遽駆けつけた。
彼をチーム最後の希望としてベンチに待機させ、16時プレイボール。

後攻となったAllstarsに初回からMONSTERS打線が襲かかる。
しっかり振り切る打線から長打も複数生まれ、ヒット6本とエラー3つが絡んで7失点。
初回から大差をつけられる。
一方、1回裏のAllstarsは無得点で終え、今日も大差負けか・・・、とベンチのムードも暗くなる。

ところが今日のAllstarsは違った。
夕方の涼しさが増すほど打線に活気が出る。

まずは3回、一新した打線が繫がりを見せた。
先頭の1番多々内のヒットから山崎、穴沢、古賀、そして桑下の負傷で途中出場した寺田とヒットを放ち、結果この回4点を返す。
試合展開を点の取り合いに持ち込んだ。

続く4回も佐々木と寺田にタイムリーヒットが生まれ、更に差を詰める。

相手打線の打力は相変わらずも、初コンビとなった松田とキャッチャー古賀のバッテリーに守備陣も応え、毎回最小失点に押さえていく。

そして5回に再び打線が繫がる。
佐々木の猛打賞となるタイムリーヒットと古賀の2点タイムリーヒットでついに同点に追いつく。

時間の都合で最終回となった6回表の守り。
二死から相手のタイムリーヒットが飛び出し、再び1点のリードを許す展開。

1点を追いかける6回裏、最後の攻撃。
先頭バッターは毎田。
積極的に打った打球はショートへの平凡な当たり。
しかし1塁への激走を見せ内野安打をもぎ取る。

さらに相手守備陣のエラー2つで一死満塁となったところで、バッターは4番穴沢。
1-1のカウントから3球目、穴沢の打った打球は三遊間を抜けていき、レフト前ヒット。
三塁ランナーの毎田に続き、二塁ランナーのキムも激走、一気に本塁生還！
鮮やかな逆転サヨナラ勝ちとなった。

ワンサイドゲームの雰囲気から盛り返した劇的な勝利は今までも記憶にない。
そしてチームにとっても久々の勝利となった。


今日は失点も多かったが、守備陣の活躍も目立った。
特に外野への打球も多い中、フライアウトを2つ取ったセンター桑下とランニングキャッチで長打を防いだ寺田のプレーは光った。

しかし、守備のMVPはいいプレーには声を出して味方を鼓舞し続け、フルイニングキャッチャーを努めきった古賀。

打撃のMVPは逆転サヨナラ打を含む2安打3打点の穴沢と、3安打2打点の猛打賞佐々木とで迷う所だが、赤羽駅での待ち合わせに少し遅れた分、穴沢は落選となった。

（文：松田）