試合結果詳細

エンジョイカップ2回戦。
先週の勢いそのままに、勝利を決めてベスト4へと進みたい。

11月とは思えない暑さと強い日差しの中、大宮けんぽに14人の選手と6人の女子軍が集まった。
態勢は万全、いざプレーボール。

1回表、Allstars不動の1番・古賀がフルカウントから四球を選ぶと、4番・原田がレフトの頭を大きく超える2ランホームランで先制。
幸先良いスタートを切ったが、1回裏に2点を失い、スコアは2‐2と振り出しに戻る。

2回は両者ともランナーは出すが、得点にはつながらず、締まった試合の気配が漂う。

3回表、古賀が再び四球で塁に出ると、続く工藤が相手のエラーを誘い、無死一・二塁のチャンス。
その後、相手の好守備により二死三塁としたところで、バッターは原田。
前の打席で先制ホームランを放った4番に、ベンチの期待が高まる。
さすが絶好調男は見事タイムリーで応えて見せ、スコアは3‐2と再びリードする展開に。

4回表、一死から佐々木が振り逃げで出塁すると、松田が今季初打点となるタイムリーで追加点。

一方3、4、5回と先発・松田もどんどん調子を上げ、見事なピッチングとフィールディングで0点に抑えるが、6回裏、死球と2つのエラーが絡み1点を失い、点差は1点となる。

最終回となる7回表、何とか追加点を奪い裏の守備を少しでも楽に進めたいところだが、本田の二塁打を生かすことができず、1点差のまま守備へとつく。

先頭を3球三振に斬ってとるが、続く打者に2連続四球で一気にピンチを作り、迎えるは4番。
Allstarsの試合でこんな緊張感は久しぶりではないだろうか。
しかし、さすがは我らがエース・松田である。
4番を見逃し三振、5番をレフトフライに抑え、ゲームセット。
女子率高めのベンチが喜びに沸いたのは言うまでもない。


今日のMVPは2人。
緊張感のある締まった試合を投げ抜いた松田と、先制ホームランを含む2安打3打点の活躍の原田。
相手打線が再三仕掛けてくる盗塁を1つでも刺してくれたら、原田の単独受賞だったかもしれないが、それは今後見せてもらうとしよう。（とはいえ、すべて紙一重のナイス送球だった！）

そして、なんといっても今日は久々の珍プレーが生まれた。
振り逃げでベンチから「走れ！走れ！」と促され、慌てて必死に一塁まで走った佐々木。
ベースを走り抜ける瞬間、キャッチャーの送球が佐々木の背中にジャストミート！
打ち落とされた鳥のように地面に転げ落ち、悶える姿は面白可愛く、ベンチ女子たちの大好物であった。


NPBでは日本シリーズが盛り上がっているが、それにも負けない（？）いい試合をありがとう。
今日の勝利でベスト4を決め、次は準決勝と決勝のダブルヘッダーとなる。
かつてこの大会では準優勝をしたことはあるが、未だ優勝はしていない。
来週が楽しみである。