試合結果詳細

最終回ノーアウト満塁、2点を追うサンキューガッツは一塁ランナーを返せばサヨナラ勝ちという場面。
のむさんの柵越えやハギーの好投で徐々に詰め寄り、ようやく相手の尻尾を捉えた。

しかし、、

審判おじさん「これでラストプレーですー。」

審判を下す者のコールが会場に響き渡り、
虚しくも刻は終わりを告げる。

流れゆく刻は止められない。

醒めない夢はない

咲き誇る桜木もいつかは散りゆく

美しい流れ星も一時の輝きをみせ消える

(俺らここまでよくやったよ。。)

お情けのワンプレーで終わり。会場にいる誰もがそう思った。

しかし打席に立つ男だけはそう思っていなかった。

『バゴーン！』

。。。

4番打者アニキの打球は風に舞い
(サード前に転がる)

その放たれた球はアーチを描きフェンスまで届いた
(悪送球)

夢のようだった。

(サヨナラホームラン？？)

気づいたら逆転サヨナラで勝っていた。

夢じゃなかった。

大西ライオンズさんの勝ちだと思ってたのに、もはやなんか気まずかった。

(なんかすいません。。)

心の中ではそう思っていた。。


しかしそんな空気を変えるように、大西ライオンズさんが口を開く。

大西ライオンズさん「心配ないさ。」

(うおぉぉぉぉぉぉ！！！)

素晴らしいコメントを残し、会場は生命の歓喜に包まれた。