試合結果詳細

10月30日、朝、、、東京都.西荻窪、、少し緊張感を帯びた男の顔は、
どこか頼もしさも感じられるいい表情をしていた…。

我々は聞いてみた。

【意気込みは？？】

菊地「いつも通りで………。特別なことは特に………。」

今日の試合で勝てば、いよいよ杉並区(4部)のベスト4…

しかし、そういって菊地大輔は颯爽とタクシーに乗り組む…。


～♪


-----【情熱大陸】エース：菊地大輔---------


(上井草総合スポーツセンター)


2016年秋…
初戦JETRO戦でのから大金星から大躍進を続けるチーム『Peanuts©』。
その中でエースとしてチームを率いる男、菊地大輔に我々は密着した。

【最近のチームの雰囲気は？？】

菊地：「非常にいい状態だと思います。実力以上のものを出せているというか…まぁ、これが本当の実力とであるとも僕は思いますけど…」

菊地の表情は明るい。

グラウンドにつくと、菊地はいつものようにチームメイトに声をかける。
自身も多忙を極めるメンバーの中、集まったメンバーへの配慮は欠かさない。

すでにグランドについているメンバー、
そして遅れて到着したメンバーへも続々と菊地のもとへと集まり、
チームの雰囲気は試合に向けてよい緊張感とリラックス状態へとなっていく…。

我々は尋ねた。

【チームの雰囲気づくりのために心がけていることは？】

菊地「あまり意識はしていないかな…、これから一緒に楽しくやれたらと思って声をかけるぐらいですよ。。。ほら、ピッチャーってマウンドに立つとすごい孤独感だから…基本寂しがりなんで…（笑）そんな中でやっぱりナインの声ってすごく重要で感謝してるから自然に態度に出ちゃうんじゃないかな？？（笑）」

【本日参集できなかったメンバーについて…】

「まぁ、今日で終わりじゃないんで…。彼らには次の試合で活躍してもらわないとね…。あ、アップしないと…。」

そう言ってグラウンドへとゆっくり歩いていく。彼の背中にはここにいるメンバーのほかに海外留学中のキャプテンをはじめ多くの期待感が乗っているようだった…。




試合開始、、、

Peanuts©は後攻スタート。



しかし初回、始まって早速の試練が菊地を襲う。。。


1アウトまで順調だった内野陣の守備は突如として崩れ始める。。。
始まりはサードゴロ…
この日、自身の強い希望によりサード起用となった福田の調子は明らかに悪かった…。悪送球から始まった守備の乱れは、瞬く間に伝幡し…

・セカンドフライの失捕球。
・ショートゴロの悪送球
・次ぐサードの悪送球
・ホームゲッツーの失策。

センター伊崎からのタイムを挟み、なんとか初回を終えるものの
一挙、6失点。実に6～8アウトはとっているマウンドの菊地は肩を落とした。

（菊地：「実力以上のものを出せているというか…まぁ、これが本当の実力とであるとも僕は思いますけど…」）

その裏、

立ち上がりの失態を取り返そうと意気込むPeanuts©。
その気合は見事に空回る…

北島　見逃し三振
伊崎　空振り三振
長嶋　空振り三振

相手はスピードはそこそこに、制球が良い技巧派投手。
見事に翻弄されサンタテで攻撃を終える。

菊地の表情は曇る…。

自分を奮い立たせ再びマウンドへ向かう菊地。
その表情はどこか…まだ来ないチームの本来の姿が帰るのを待っているようにも見える。

2回、

守備は落ち着きを取り戻し、0点で終える。
しかし…

山崎　一ゴロ
菊地　センター前ヒット
福田　ぴーごろ
松本　見逃し三振

菊地はセンター前→盗塁を決め、奮闘する。
ただただ、孤軍、、、、、奮闘する…。

（菊地「ほら、ピッチャーってマウンドに立つとすごい孤独感だから…基本寂しがりなんで…」）



3回

内野の守備は踊る…三振もあり何とか相手の攻撃を凌いで
その回裏へと思いを託す…

高橋　ショートゴロ
青木　ショートゴロ
北島　ぴーごろ

本日のPeanuts©は
攻撃の仕方を忘れてしまっていた…。



4回を迎え、、6点差、、コールドゲームが頭をかすめながらも
しかし、菊地の目は死んでいなかった。

ぎりぎりの状態で最後にはしないと、マウンドへ向かう。。。

（菊地：「まぁ、今日で終わりじゃないんで…。彼らには次の試合で活躍してもらわないとね…。」）

無情にもエラーが絡み追加の2失点…

このまま3得点以上がなければ、、4回6点差以上のコールド負けとなる。

しかし、、、、

伊崎　空振り三振
長嶋　空振り三振
山崎　ショートゴロ

試合は、、、終わった、、、。


～♪

試合後、、

我々は菊地に話を聞いてみた。

【今日の試合について】

菊地「何もないです。ただ、点差ほどの実力差があったわけではない、、と思っています。」

さすがに疲労している彼の表情は、どこか疲労感よりも悲壮感を漂わせていた。

【敗因は？】

菊地「あの時が、この時が、、、と思うところはあります。どこか一か所に責任があるということにするのは、楽なんですけどね。ただ、そうではないと思うので…。」

そういうと彼はいつもの明るい表情でチームメイトに声をかける。

菊地「今年中にもう1試合！！！」

～♪

菊地大輔、、、

彼の挑戦はまだ終らない。


エースとして、、チームで勝利をつかむ、その日まで…。