試合結果詳細

開幕戦強豪相手に屈す、、、対戦相手「ニャンダム」は、おちゃらけ系チームネーミングとは異なり、現役高校野球児と高校野球部出身といった硬派大学生野球部で構成される強豪チームでした。12月の対戦相手、大学野球部（金子BC）も強かったですが、金子BCはどこか同窓会的なゆるい雰囲気がありました。しかし、ニャンダムはガチで勝ちにこだわるチームでチームメイトにも厳しい言葉がなげかけられるほどで、Tokyo Redeemer'sは苦戦しました。

一般に、どの野球チームも、すごいピッチャーがひとりくらいはいますが、リリーフで出てくる投手は二線級ピッチャーで、これまで、Tokyo Redeemer’ｓは先発に前半はおさえこまれても、後から出てくるリリーフ相手に点を返すというパターンで試合を作ってきました。しかし、「ニャンダム」は出てくるピッチャー、出てくるピッチャーいずれもレベルが高く、てこずりました。先発は左の本格派。元巨人の杉内投手に似た、美しいフォームからくる速球と変化のするどいカーブをほうります。リリーフには、絶滅危惧種ともいわれる美しいサイドスロー投手。横手投げフォームから繰り出される速球と変化球は見事でした。3番目にマウンドに立ったのは豪速球を投げる本格派右腕です。結局、Tokyo Redeemer’ｓはこの試合、17打席の内、12三振を喫し、アウトの7割が三振でした。

そのような中、Tokyo Redeemer’ｓは3〜5番のクリーンアップが１安打づつのチーム合計安打数は「3」でしたが、それでも、2得点を奪取しそれなりの健闘は見せたと思います。

試合を簡単に振り返ります。Tokyo Redeemer’ｓの先発はshin。2球で２アウトを取るというこれ以上ない見事な立ち上がり。3番バッターをあっさりツーストライクにおいこみます。3人でバッターを簡単に退けると思いましたが、追い込んだ後で四球を与え、次のバッターにも連続四球。そして、次の5番打者に2点タイムリーヒット。立ち上がりがあまりに素晴らしかっただけに、この失点は惜しまれます。

しかし、その裏、Tokyo Redeemer’ｓの攻撃。先頭のshinが四球を選ぶと、すかさず二塁。相手捕球の乱れをついて、一気にホームインします。これで2対１。しかし後続は断ち切られ、2回表ニャンダムの攻撃。2回は4失点、3回は2失点と続き、投手はtdsに交代。4回に3点、5回に１点、６回に1点と、強豪ニャンダム相手にビックイニングを作らせず、五つの三振を奪う安定したピッチングです。

ですが、試合は、本格左腕、下手投げ、本格右腕の登場で、12三振を喫し、13-2で敗北しました。

本日のMVPは、fuです。セカンドという要職で、フライやゴロを堅実にさばき、チームの獲得した18個のアウトの内、５個をセカンドひとりで稼ぎました。試合後も、ニャンダムから「あのセカンドはすごい。どこの少年野球チームに入っているのか？（入っていないというと）それは、もったいない。入るべき」とのコメントを頂きました。安定したセカンドとしてチームのレギュラーポジションをしっかり掴んだ感があります。

特別賞は、先ずはリリーフで3 1/3を投げ、強豪ニャンダム相手に5奪三振、与四死球１のtdsです。この奪三振数の高さと、与四死球数の少なさは草野球シーンにおける、勝利の方程式です。tdsは1年かけて、その技術を見事、体得されております。四死球を与えないことはビックイニングを作らせないことを意味しますし、三振はエラーのリスクにおびえることなく、確実にアウトを増やす方法だからです。打ってもチーム唯一の長打、二塁打を放ち、１得点を挙げています。

もう一人の特別賞はshinです。初回の先頭打者として四球を選ぶやいなや、即2盗に成功。相手の捕球ミスにつけこみ、一気にホーム生還を見せてくれました。初回に、ひとりで足で1点をもぎとってくれました。Tokyo Redeemer’ｓは傾向として、いいピッチャーに対しては、どうしても打撃に難があるので、shinのように、足でかきまわして点を取るスタンスは、チームとして目指す姿です。選手諸子におかれましては、是非、塁に出たら、どん欲に次の塁、次の塁を狙ってください。

尚、初出場のT.ryoは野球ブランクを感じさせないキレキレのプレーを魅せてくれました。ホームタッチアウトは残念でしたが、もう1点をT.ryo の足で稼いでくれるとことでした。今後とも宜しくお願いします！