試合結果詳細

田中正杯トーナメント開幕戦。
天候にも恵まれ、民報杯から中１日での一戦。
先発は前回無念の敗戦投手の石渡。リベンジに燃えていた。
試合前のジャンケンは切り込み隊長の千葉。ここまで4連勝していたが今日は負けてしまい後攻となった。
なお本日は背番号22田代将人の初陣でもあり、いきなり1番キャッチャーでスタメン出場。


1回表、石渡は快投で1、2番を打ち取るが、好打者の3番打者にセンターオーバーの3ベースヒットを打たれてしまう。そして続く4番打者に力んだのか、ワイルドピッチで1点をプレゼント。バッターを打ち取り1失点で切り抜けた。

1回裏、追いつきたいスピリッツは、制球が定まらない相手投手の球を見極める。先頭の田代将が四球で出塁、すかさず2盗成功、そして気合いの3盗も敢行するが、ここはMr.ファミリーズの強肩に刺され盗塁失敗。しかし2番藤原、3番郷六、4番北城と3者連続四球で1アウト満塁のチャンスを作る。迎えるは5番石渡。得点圏打率が0割で、先日監督へクリーンナップは外してくれと直訴していた男は、見事にピッチャーフライに倒れる。続く6番千葉が相手投手を威圧し死球を受け、押し出しで同点に追いつく。一気に逆転といきたい所だったが、続く中澤は力みに力んで、ショートフライに倒れた。本人の後日談だが、力みすぎて少し漏らしてしまったらしい。

2回表、石渡は四球でランナーをひとりだすも、後続をしっかりと打ち取り無得点。

2回裏、逆転したいスピリッツは鎌田、田代拓と倒れるも2アウトから宮本がレフトのグラブを弾く打球を放ち2ベースで出塁。迎えるは先頭の田代将。しかしここも力んだのか空振り三振、しかしキャッチャーが後逸し振り逃げとなる。１打逆転の場面で破天荒・藤原に打席が回る。捉えた打球は三遊間の良い所に転がり内野安打、逆転のタイムリーヒットを放つ。チャンスは続くが、郷六がカーブに手が出ず見逃し三振に倒れチェンジとなる。

3回表、逆転してもらった石渡は圧巻の投球で三者凡退に抑えた。

3回裏、追加点を狙いたかったが、2アウトからレフト前ヒットで出塁した千葉を生かせず、無得点に終わる。

4回表、先頭打者は先程3ベースヒットを放っている好打者の3番。ここも粘られ4球目を完璧に捉えられ、あわや柵越えホームランのライトオーバー2ベースヒットを打たれる。4番は三振に抑えるが、5番打者に初球をセンター前に弾き返され、同点となる。後続は打ち取りピンチを切り抜けた。

4回裏、すぐに逆転したいスピリッツだったが、鎌田、田代拓、宮本が3者凡退に倒れてしまう。

5回表、なんとか踏ん張りたい石渡だったが、1アウトからレフト線に2ベースを打たれてしまう。続く1番打者を打ち取り2アウトとするが、2番、3番打者に連続タイムリーを打たれ2点を奪われてしまう。石渡はファミリーズ3番打者に3打数3安打と打ち込まれる。

5回裏、追いつきたいスピリッツは田代将、藤原と倒れるが、2アウトから郷六がセンターオーバーの2ベースヒットを放つ。しかし4番北城が力み、サードフライに倒れた。

最終回の6回表、石渡は魂のピッチングで三者凡退に抑え、サヨナラ勝ちに望みを繋いだ。

6回裏、まずはランナーを溜めたい状況。しかし先頭の石渡はサードフライに倒れ1アウト。暗雲立ち込める状況を撃ち破ったのは千葉だった。しっかりと振り抜いた打球はレフト前クリーンヒット。ここからスピリッツ打線が目を覚ました。続く中澤は今日からいきなりフォームを中澤打法(駒澤の先輩)に変えるという不可解な行動に出るが、しっかりと振り抜きレフトオーバーの2ベースで2、3塁の大チャンス。続く途中出場の木村もレフト前にタイムリーヒットを放ち1点を返し、尚も1アウト1、3塁。木村が盗塁し1アウト2、3塁で田代拓を迎える。見事な初球打ちでレフト前に弾き返し、中澤が還り同点、セカンドランナーの木村も還りサヨナラかと思われたが、走塁ミスを犯し3塁止まり。流れが変わるかと思われたが、続く宮本がきっちりとセンターへ犠牲フライを放ち、劇的なサヨナラ勝ちを納めた。


これで田中正杯トーナメント戦は初戦突破、次戦は準決勝となる。
2ブロックあり、両ブロックの優勝チームが優勝決定戦に進める大会となるため、是非ともブロック優勝し、真の優勝を狙っていきましょう。