試合結果詳細

霧雨の中、見学参加のポリスマン椚田が見守る中の練習試合。
お相手はリハビリスタッフのみなさん。身体の構造を突いた野球でスピリッツメンバーに襲いかかる。
ここ数試合打線が湿っていたが、今日はしっかりと皆自分のスイングが出来ており、繋がりも生まれ5得点。
今期3度目のサヨナラ勝ちを納め、勝利5割に近づいたスピリッツだった。

先発は3勝目を狙う石渡。だいぶ軟球に慣れてきたのか、制球力抜群のピッチングで5回を僅か1安打無四球に抑える好投を魅せ、仕事の為マウンドを木村に託し帰宅していった。
石渡の後を受け意気揚々とマウンドに上がった木村だったが、先頭打者にいきなり出塁を許してしまう。

ちなみにこの出塁はこの回からサードに入った野澤(本日は10番主審でのスタメン出場)のエラー。投手 木村・捕手 天満が共にコープで勤務している為、コープ代表として頑張って欲しかった。その為テーマソングである『コープさっぽろ～♪』をサードから歌っているといつの間にか打球が飛んできており、弾いてしまった。試合後監督から二軍落ちを宣告されたプレーだった。

次の打者には四球を与え、ノーアウト1、2塁。１発が出れば1点差の場面で、見事に1発が出た。ライト北城の頭上を越す?3ランホームランを打たれてしまう。この回更に四死球などが絡み1点を追加され同点、好投した石渡の勝ちを消してしまった。

試合後に木村は彼女と帰って行ったが、その時にこんな発言をしていた。
『いや～、最多勝獲る為にわざと同点にしたんだよね～♪大成功～♪』
この発言を地獄耳の野澤は聞き逃さなかった、、、。


打線の方も上向きで、久々参加の"燃える闘魂"天満は今期初安打を含む4打数2安打、"破天荒"藤原も4打数2安打で、藤原はセンター前にクリーンヒットを2本放ち、練習の成果をさきちゃんに見せつけた。ちょっと遅刻してきた田代も、綺麗なヒット1本打って帰っていった。見学参加の椚田にもヒットが飛び出すなど、計9安打を放った。サヨナラの場面の最終回では、ヒットと四球で1アウト満塁の場面で千葉を迎え、見事なガッツでサヨナラデッドボールを受け、サヨナラ勝ち。

千葉は本日4打席4四死球で出塁率100%、四死球の数もチームでダントツトップの数である。プロの世界では四死球が多い打者＝良い打者の証拠である。今シーズンだとセ・リーグではヤクルトの山田、パ・リーグではソフトバンクの柳田がダントツで多い。投手は投げづらいのもあるが、厳しい所で勝負する為どうしても四死球が多くなるのだ。千葉も相手投手から見るとそう見えているのだろうか、、、。確かに見た目はオリックスの糸井みたいな風格だが、実は今年の4月から野球を始めた男である。センス溢れるプレイで周りを驚かせ、驚異的な成長を見せている。本人曰く、『俺の体には野球選手の血が流れている』らしい。今度の活躍が楽しみである。


そして本日見学参加の椚田が、試合後に入団を決意した為、すぐさま入団記者会見を開いた。
その会見の模様は、お知らせのスピリッツニュースにて詳しくお伝えする。
20歳のポリスマン、また新しい職種のメンバーが加わり、より一層バラエティーに富んだ選手層のスピリッツになった。