試合結果詳細

半袖ではもう肌寒さを感じる気温の中、迎えた田中正杯トーナメント戦準決勝。
昨年優勝している大会なので、２年連続の決勝進出をかけた大一番だが、スピリッツはジャスト９人、、、。
ひとりでも寝坊すれば不戦敗だが、なんとか全員無事に起床し、決戦の地に向かった。

先発のマウンドには石渡と投手タイトル争いを繰り広げている宮本が上がった。

先攻のスピリッツは１点を先制された２回表、先頭の４番木村がしぶとく内野安打？で出塁し、悪送球の間に３塁まで進塁する。
宮本の内野ゴロの間に生還し、同点とした。

３回表には１ アウトから野澤がセンター前にポテンヒットを放ち出塁し、続くトップバッターの田代将が２打席連続でレフト線に華麗な流し打ちを決め、タイムリーツーベースとなり逆転に成功した。

投げては先発宮本が６回を完投し、７奪三振２失点(自責点１)の好投でチームに勝利をもたらした。

守備でも好？珍プレーがあった。
１点リードの最終６回裏、１アウト２塁のピンチを招き、相手打者が放った打球はレフトの頭上を遥かに越え、ワンバウンドでとましんスタジアムのフェンスに当たった。
激走しボールを追うレフト北城、懸命にショート田代将へ返球する。
ボールを受けた田代将は渾身の大遠投でバックホーム。
本来ならば余裕でホームインのはずだが、相手ランナーは気を抜いたのかゆったり走っていた。
ここで捕手桑田のファインプレーが飛び出す。
バックホームのボールが向かっているにもかかわらず、ぽけ～っと立ち「やられたぁ」とした顔で返球を受け、見事にホームタッチアウト。
見事な中継プレーで同点を防ぎ、そのまま逃げ切ったスピリッツであった。

これで田中正杯トーナメント戦は２年連続で決勝に進出。
２年連続の優勝をかけた決勝戦に挑むスピリッツであった。