試合結果詳細

今年初の3連戦の最終日のお相手は、強豪キラーウェイルズ。
毎年シーズン序盤に数試合オープン戦で対戦している。

先発のマウンドには、意外と今期初先発だった“マウスピース”中澤が上がった。

先攻のスピリッツは初回、1アウトから“エリア66”柳原がサード強襲ヒットで出塁し盗塁でチャンスを作るが、後続が続けずに無得点に終わる。
0-0で迎えた3回表、1アウトから野澤がサードエラーで出塁し、悪送球の間に2塁へ進塁する。その後3塁まで進塁し、柳原のサードエラーで生還し1点を先制する。
続く中川もセンター前ヒットで続き、桑田がショート内野安打となるタイムリーを放ち更に1点を追加、2点を先制した。
その後は“超快速”米澤が内野安打で出塁し2連続盗塁を決めるなどチャンスを作るものの、あと1本が出ずに追加点を奪えなかった。

先発した中澤は初回にマウスピースを付け忘れるという失態を犯しながらも、4回まで相手打線をノーヒットに抑える。
5回には2本のヒットと四球でノーアウト満塁のピンチを作るが、ダブルプレーでピンチを凌ぎ無失点を続ける。
そして迎えた最終回、あとひとりで完封までいくが、四球を出してしまいお相手の最強バッター“桑田兄”に打席を回してしまう。
(スピリッツの“野球の申し子”桑田のお兄さん)
そして2ボール1ストライクで迎えた4球目、ストレートを完璧に捉えられ打球は一瞬でライトスタンドへ。
あとひとりのところで同点ツーランを浴びて完封を逃してしまった。
後続をなんとか抑えて引き分けでゲームセットとなった。

中澤は6回を魂の108球で完投し、被安打3奪三振4四死球4と強豪相手に見事なピッチングを披露した。
残念ながら今期初勝利とはならなかったが、今年もローテーション投手としての地位をしっかりと確立した。

3連戦を3連勝とはならなかったが、2勝1分の好成績で終えることが出来た。
本日も守備陣は安定感を見せ、センター柳原はまたも“エリア66”のダイビングキャッチを披露。
レフト米澤が平凡なレフトフライを落球したことを忘れさせる素晴らしいプレーだった。

打線も徐々にではあるが活きたボールに目が慣れてきて三振も減ってきている。
まだまだ得点を奪えるチャンスはあったので、残りのオープン戦でしっかりと修正していってほしい。