試合結果詳細

週末2連戦の2戦目。
お相手は今期初対戦となる苫小牧ケミカル。
毎年オープン戦で対戦している。

先発は中9日でほぼ万全状態の“ラストサムライ”宮本。キレ味抜群のボールで相手打線に襲いかかる。

後攻のスピリッツは初回、2アウトから3番中川が左中間真っ二つのツーベースを放ち、送球が逸れる間に3塁まで進塁する。
先制のチャンスで4番木村正を迎えるが、内野フライを打ち上げてしまい無得点に終わる。今年は主砲・木村正がチャンスでの内野フライが多く、得点力が下がっている。
0-0の緊迫した中で試合が進んでいき、4回裏スピリッツの攻撃。
この回先頭は“マウスピース”中澤。
今シーズンまだヒットが出ておらず、彼にヒットが出ないと始まらないということで本日は2番起用。
その起用に応えるかのように、久々に使用した“アンダーアーマー”バットで三遊間を激しくライナーで破り、待望の初ヒットを放った。4番木村正も死球で繋ぐが、続く5番武川が痛恨の6-4-3ダブルプレーに倒れてまたしてもチャンスを逃した。
5回裏には先頭の“ハッピー”松村がレフトオーバーの素晴らしい打球を放ちツーベースで出塁し、8番宮本も死球で繋ぐ。ワイルドピッチで1アウト2,3塁のビッグチャンスを作るが、9番野澤はショートゴロ、1番米澤は三振に倒れてチャンスを潰してしまった。
1点を先制されて迎えた最終回、2アウトから木村正がこの日2つ目の死球で出塁し、武川もサード強襲ヒットで繋ぐ。外野を抜ければ一気にサヨナラのチャンスで松村に打席が回るが、痛恨の見逃し三振に倒れてゲームセットとなった。

先発した宮本は6回を魂の82球で完投し、奪三振4失点1と抜群の安定感をみせた。3回までパーフェクト、4回までノーヒットノーランを継続するが、打線の援護がなく敗戦投手となってしまった。

両投手のテンポが非常に良く、お互いの守備陣もノーエラーと公式戦さながらの緊迫した素晴らしい試合だった。

週末2連戦を2連敗で終え、オープン戦もこれで3連敗となってしまった。
課題の打線は本日なんとか4安打を放ち、少しずつではあるが火がついてきたのだろうか。

5月残りのオープン戦も課題を持って試合に臨んでいきたい。