試合結果詳細

今にも雨が降り出しそうな天候の中、迎えた日本橋杯の初戦。
お相手は今期２度目の対戦となるタイガース苫小牧。

先発のマウンドには本日参加の正捕手・井上とバッテリーを組むのを楽しみにしていた梅田が上がった。

スピリッツは試合前から緊急事態。
参加予定人数が13名だったはずが、試合開始5分前で９人しか集まっておらず、スクランブル体制で試合開始となった。

後攻のスピリッツは１回裏、不動のトップバッターになりつつある柳原がきっちり四球を選び出塁し、すかさず盗塁で得点圏に進塁する。
１アウトで３番中川を迎え、高めのストレートを逆らわずに右方向へ弾き返し、ライト頭上を遥かに超える先制ツーランホームランを放った。
３回裏にはこの回先頭の柳原が四球で出塁し２盗、３盗。
ここから中川のタイムリー内野安打、井上のセンター前タイムリー、松村のレフト前タイムリー、野澤のセンターオーバータイムリー、梅田のレフトオーバータイムリーと猛攻で５点を追加する。
更に９番米澤が得意の内野安打で出塁し、打者一巡して１番柳原が貫禄のセンター前２点タイムリーヒット、計７点を追加して試合を決めた。
４回裏はあと１点取ればコールド勝ちという状況で、１アウト満塁のチャンスを作る。打席には試合開始直前に到着し途中出場となってしまった北城が向かう。チーム全員で演出したこのチャンスで、打球はサード正面へ。
ここしかないという所へ転がり、そのままベースを踏み１塁へ送球。
まさかのダブルプレーでチェンジとなった。

先発した梅田は安定感抜群のピッチングで完投し、５回５奪三振無四球で素晴らしい完封勝利を飾った。
打たれたクリーンヒットは僅かに1本で、井上との相性も抜群だった。
４回には三者三振を奪うなど、完璧なピッチングで相手に流れ全く与えずにコールド勝ちでチームを勝利に導いた。

これで日本橋杯は３年連続で初戦突破となった。
本日は打線も好調の中、柳原と井上の活躍が際立った。
井上は３打数３安打１打点１盗塁、前の試合から５打席連続で安打を放っている。
柳原は１打数１安打２打点４盗塁２四球とトップバッターとして完璧すぎる働きを見せ、本日の４盗塁で盗塁王だった米澤を抜き打率・打点・本塁打・盗塁・安打数・出塁率など野手全てのタイトルでトップに立った。

公式戦２連勝で波に乗ってきたスピリッツ。
是非チーム内のタイトル争いにも注目していきたい。

そんな中、本日はスピリッツの象徴的な男・中澤が体調不良で欠席した。
創設１年目から続く連続試合出場が１２０試合で止まってしまったが、早く良くなって復帰してもらいたい。
トーナメント戦の為に有給を使用して準備していた“サムライ”宮本も無念の寝坊で参加出来なかった。

今期は寝坊や直前での出席変更が例年以上に多いので、今一度気を引き締めて公式戦に臨んでいきましょう！